o-語幹
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erg 歌単数複数主格erg –∅ ergk' –k' 属・与格ergoy –oy ergoc' –oc' 対格erg –∅ ergs –s 所格erg –∅ *-i ergs –s 奪格ergoy –oy ergoc' –oc' 具格ergov -ov ergovk' –ovk' 名詞によっては所格に-iも取るものがある。
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o語幹(英語: o-stems)
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「イタリック祖語」の記事における「o語幹(英語: o-stems)」の解説
この屈折類はラテン語の第二変化に対応する。これはインド・ヨーロッパ祖語の有幹母音語形変化(英語: Thematic declension、定訳を知らない)に遡る。この屈折類の殆どの名詞は男性あるいは中性であるがいくつかの女性名詞も同様に存在した可能性がある。 o語幹の屈折*agros m.「野(field)」*jugom n.「くびき(yoke)」単数複数単数複数主格*agros *agrōs( *agroi) *jugom *jugā 呼格*agre *agrōs( *agroi) *jugom *jugā 対格*agrom *agrons *jugom *jugā 属格*agrosjo*agrī *agrom *jugosjo*jugī *jugom 与格*agrōi *agrois *jugōi *jugois 奪格*agrōd *agrois *jugōd *jugois 位格*agroi?*agrei? *agrois *jugoi?*jugei? *jugois *-ī における属格単数の起源は分かっていないが、イタリック諸語とケルト諸語のどちらにも見られる。これは、ラテン語の *-osjo におけるより早い(恐らく祖語から敬称した)属格を追い出した。より早い形はLapis Satricanus(英語版)における popliosio valesiosio のような少数の非文に見られ、子音語幹属格における *-os との類推によって *s がつけられた cuius < *kʷojjo-s < *kʷosjo のような代名詞の属格の一部にも存続している。オスク・ウンブリ語はどちらの語尾も残っておらずi語幹の語尾で *-eis で置き換えられている。 主格複数は本来、名詞・形容詞で *-ōs であり、*-oi は代名詞の形である。イタリック祖語でのこの分布はよくわかっていないが、どちらの語尾も確かにまだ存在していた。語尾*-ōsはラテン語で完全に*oi に置き換えられており、これは後に古典期 ī に発展した。オスク・ウンブリア語では逆のことが起こり、*-oi は *ōs に置き換えられており、これは後にオスク語 -ús, ウンブリア語 -us に発展した。 古ラテン語は、属格複数はまだ一般に -om であり、のちに -um になった。その後 *-āzom に基づいて変更され、古典期の -ōrum を生み出した。
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