異形態
異形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/21 03:30 UTC 版)
詳細は「異形態」を参照 一つの形態素に複数の異なる形があるとき、それらの形はその形態素の異形態(いけいたい、allomorph)である、という。例えば日本語の「書いた」と「嗅いだ」の「た」と「だ」は、形は違うが両方とも過去の意味を表すので、それぞれ一つの形態素タの異形態である。 異形態同士がある一つの形態素に属すると見なされるのは、それらが相補分布を示すからである。 異形態は、日本語の「た」と「だ」のように、音韻的に似ている場合もあるが、朝鮮語の「이」と「가」のように、そうでない場合もある。音韻的な共通点の少ない異形態を補充的な異形態という。 複数の異形態を持つ形態素が実際にある文脈でどちらの異形態を選ぶかを決める条件には、音韻的、形態的、語彙的の3種類がある。
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異形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/16 07:14 UTC 版)
たとえば、日本語の過去・完了の接辞(助動詞)「た」は、「書いた」と「漕いだ」に見られるように、 /ta/ と /da/ の二つを異形態とする。この時、/ta/ と /da/ は交替の関係にあり、この形態素は交替を示す、と言う。異音の場合と同様に、「~」を用いて /ta~da/ と表す。
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