高速プリンタとは? わかりやすく解説

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高速プリンタ 【high speed printer】

等速とは区別して、数倍から数百倍のスピードコピーできるビデオ・オーディオプリントシステムのこと。

ビデオ用高速プリントシステムは、マザーテープの「磁性面」と収録テープの「磁性面」を背中合わせするように密着させて同時に高速走行させ、そこに「一定の強力磁界」または「一定の高熱」を与えると、マザーテープ磁気信号収録テープ磁気転写するという原理応用する長尺テープパンケーキ)を使用するため、製品化にはV-0カセットへの巻き込み作業が必要となる。

ビデオソフト高速プリントシステム「スプリンタ」 High Speed Video Duplicating System SPRINTER
1984年ソニー開発したビデオテープ高速コピーシステムで、「一定の強力磁界」を瞬時与えることによって収録テープ転写させる方式で、110倍速135倍速のコピースピードがある。

1991年には送り出し側のマザーテープエンドレス化する改良加えその都度巻き戻す手間排除したことから、生産性飛躍的に向上した。更に1995年にはテープ走行速度秒速8mまで高め242倍速でのコピー可能になった。

高速ビデオ・デュプリケーション・システム「TMD」 High Speed Video Duplicating System Thermal Magnetic Duplication
1986年オタリ(株)開発したビデオテープ高速コピーシステムで、「一定の高熱」を瞬時与えることによって、収録テープ転写させる「熱磁気転写技術」を用いた方式である。

熱源にはレーザー光線使用し照射面を130以上に加熱し直ち冷却する

マザーテープループにしてエンドレス化する改良加え巻き戻しの手間が省け

実質コピー時間大幅に短縮された。テープスピードも150倍速から最高300倍速改められ120分のソフトを24秒でコピーすることが可能となった

高速オーディオ・デュプリケーション・システム
オーディオカセットテープの高速コピーシステムは、基本的に送出し側のマスタープレーヤーと収録側のスレーブレコーダーを互いに高速走行させることで高速コピー可能にしているシステム高速走行程度により、録音規格として制定されている周波数特性録音補償特性)等を調整している。

コピー量の規模により多種機器開発されており、少量生産用カセットテープレコーダーそのもの複数並べたシステムや、大量生産用に長尺テープパンケーキ)へコピーした後にC-0カセット巻き込むシステムがある。

コピースピードは、少量生産用が8〜16倍速大量生産用が32〜160倍速となっている。

【参】コピーデュプリケータ, V-0, C-0パンケーキ




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