UDクライアントの場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 09:29 UTC 版)
「World Community Grid」の記事における「UDクライアントの場合」の解説
注意:この節は主に2008年6月にサポートが中止されたUD社のクライアント ソフトウェアを使用した場合の事が記述されています。現在は「BOINC」のみをクライアントソフトウェアとして稼動させ提供・参加します。 参加に会員登録した者は貢献に提供するパソコンなどの能力(リソース)の度合いを自分で決めることが出来る(後刻変更もできる)。次の機器構成を「総合パーフォーマンス基準値100」として考えられており、メンバーはその値以上または以下のリソースを自分の機器によって構成したり割り当てて設定した上でリソースの一部を提供する。 High-end Desktop Systemと呼ばれるパソコンの場合の「総合パーフォーマンス(Overall performance)基準値100」のリソースと各構成要素のパーフォーマンス値100 Overall Performance:100 Processor:100, Intel Pentium4, 1.5GHz Memory:100, 384MB Storage:100, 5.00GB Network:100, Intel PRO/100 S Management Adapter 以上の構成が基準として100の能力とされる。 一例として下記のリソースを提供すると総合パーフォーマンス191となる。写真参照。 Overall Performance:191 Processor:192, Intel Pentium4, 3.1GHz Memory:300, 1536MB(実装Memory容量であり、指定値の設定不可) Storage:196, 9.77GB 唯一の指定可能値(提供値10.00GBが9.77GBと表示される) Network:100, Marvell Yukon 88E/8001/8003/8010 PCI Gigabit Ethernet Controller, 1394 Net Adapter 登録し課題を解いてもパソコンの自分の用途の処理が遅れるなどの事態は殆ど無い。余剰のアイドル時間(Microsoft Windowsの場合はSystem Idle Process)に処理能力としてのリソースの一部だけを使うものである。また設定により最大120分間まで課題の計算処理を中断でき、パソコンのトラブル時などにも切り離した状態に出来る。この切り離し中はSnooz状態と呼ばれる。また、参加を意識する必要は全く無く、自分のペースでパソコンの電源を切ってよく、その場合でも課題の計算などの処理は細切れに継続され、いずれ完結に至り、その結果はアップロードされる。参加者を辞める場合は、参加用のプログラムを削除する、または自動的スタートアップの設定をしなければよい。
※この「UDクライアントの場合」の解説は、「World Community Grid」の解説の一部です。
「UDクライアントの場合」を含む「World Community Grid」の記事については、「World Community Grid」の概要を参照ください。
- UDクライアントの場合のページへのリンク