TANSO-FTSとは? わかりやすく解説

TANSO-FTS (温室効果ガス観測センサ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 04:25 UTC 版)

いぶき (人工衛星)」の記事における「TANSO-FTS (温室効果ガス観測センサ)」の解説

TANSO-FTS(TANSO : Thermal And Near infrared Sensor for carbon Observation, FTS : フーリエ変換分光器Fourier Transform Spectrometer)は、二酸化炭素、および、メタンガス測定する、いぶきの主センサ地表面により反射され太陽光近赤外線)と、地球大気地表面から放射される光(遠赤外線)のスペクトルフーリエ分光して観測する大気中に存在する二酸化炭素メタンは、特定の波長の光を吸収する性質があるので、大気中を透過してきた光の吸収度合いにより、光の通り道存在した二酸化炭素メタンの量を算出することができる。1.6μm付近2.0μm付近二酸化炭素の吸収帯は、地表面付近情報多く含む波長帯として重要である。一方14 μm付近吸収帯は、主に2 kmより高い高度の情報を得るために利用される短波赤外バンド1~3(SWIR Band1-3)により二酸化炭素気柱積算量測定し、熱赤外バンド4(TIR Band4)により二酸化炭素鉛直濃度分布測定するエアロゾル等の誤差要因のない条件において、測定誤差1%以内目標にしている。 FTSセンサー仕様 バンド1バンド2バンド3バンド4波長範囲[μm]0.758-0.775 1.56-1.72 1.92-2.08 5.56-14.3 分光分解能[cm-1]0.5 0.27 0.27 0.27 観測対象酸素 二酸化炭素メタン 二酸化炭素水蒸気 二酸化炭素メタン 視野瞬時視野:15.8 mrad衛星直下での観測視野直径約10.5 km 1走査データ取得時間1.1, 2.0, 4.0

※この「TANSO-FTS (温室効果ガス観測センサ)」の解説は、「いぶき (人工衛星)」の解説の一部です。
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