TANSO-CAI (雲・エアロソルセンサ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 04:25 UTC 版)
「いぶき (人工衛星)」の記事における「TANSO-CAI (雲・エアロソルセンサ)」の解説
TANSO-CAI(CAI : Cloud and Aerosol Imager)は、TANSO-FTSにて二酸化炭素を測定する際に誤差要因となる、雲の有無の判定やエアロゾル(大気粒子状物質)の測定に用いる画像センサ。いぶきの副センサである。TANSO-FTSで得られた測定データの補正のために用いられる。 CAIは、大気と地表面の状態を昼間に画像として観測する。観測データから、FTSの視野を含む広い範囲での雲の有無を判定し、エアロゾルや薄い雲がある場合はその雲の特性やエアロゾルの量などを算出する。これらの情報は、FTSから得られるスペクトルに含まれる雲とエアロゾルの影響を補正することに利用される。 CAIセンサーの仕様 バンド1バンド2バンド3バンド4波長範囲(中心周波数)[μm]0.370-0.390(0.380) 0.668-0.688(0.678) 0.860-0.880(0.870) 1.56-1.68(1.62) 観測対象雲・エアロゾル 観測幅[km]1000 1000 1000 750 衛星直下での空間分解能[km]0.5 0.5 0.5 1.5
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