T5A5
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 05:52 UTC 版)
チェコスロバキア向けに開発された車両。形式名の「A5」は「台車中心間距離6,700 mm・片方向型(A)、車幅2,500 mm(5)」を意味する。1970年代と1980年代に車体や機器が異なる2両が製造された。 8000 - 1972年に製造された、T5系列最初の車両。フランティシェク・カルダウスがデザインを担当した車体の側面にはコルゲート加工が施されていた。前述の通り製造当初の制御装置はT3と同型の多段式抵抗制御方式であったが、これはサイリスタチョッパ制御を用いた制御装置の開発の遅れによるもので、1974年から1976年の間にモスト-リトヴィノフ市電(チェコ語版)で行われた試験を兼ねた営業運転の終了後、TV1形サイリスタチョッパ制御装置への換装が行われた。これら電気機器の試験が終了した後は主電動機を外し東ドイツ向けのタトラT6A2の付随車(B6A2)の開発に向けての試験に用いられ、1985年に廃車後は解体された。 0013 - タトラT3の後継車両開発のため、1981年に製造された車両。8000とは異なり、ブダペスト向けのT5C5を基にした片運転台式の車体を有していた。製造後はプラハ市電で各種試験に用いられ、1984年には総括制御への対応工事を受け、翌1985年には郊外の高速運転向けの台車への交換が行われた。また制御装置も製造当初はTV3形を用いたが、1986年に発展型となるTV4形に交換され、同時に集電装置がシングルアーム式パンタグラフとなった。1998年にタトラRT8D5の試作車との衝突実験に用いられたため、2020年現在現存しない。
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