REAS
英語 relative absorber system
ヤマハが開発し、トヨタ車に採用された相互連携ショックアブソーバーシステムの名称で、一般的にはリアスと呼ぶ。左右のショックアブソーバーをオイル通路で連結したもので、ロール時の減衰カを増してロールを抑える作用を強める。
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。
REAS / X-REAS
合理的考察に基づき単純化された機構で、左右ないし斜めの対に連携させた車輪のストローク速度差に応じた付加減衰力を発生させることで乗り心地と操縦安定性の向上を図ったショックアブソーバシステム |
保管場所 | : | ヤマハ発動機(株) |
製作(製造)年 | : | 1997 |
製作者(社) | : | ヤマハ発動機(株) |
資料の種類 | : | 図面、模型 |
現状 | : | 非公開保存 |
型式 | | ||||
型式 / 重量 |
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構造・方式・手段・方法 | : | 二つのショックアブソーバを中間ユニットを介し一本の配管のみで接続し、ストローク速度差に応じた付加減衰力を発生させる。 |
機能・作用 | : | バウンス・ロール・ピッチなど車体の振動モードに対し、懸架系の減衰特性を個別最適化することで、操縦安定性・快適性ともに向上。 |
技術要旨 | : | 複雑で大掛かりなものとなりがちであった既存の類似製品に対し、非常にシンプルな構造システムにて効果を発揮できた。 |
エピソード・話題性 | : | 世界的にも多くの類似システムがある中で、圧倒的な差で多量が実用に使用された。また、欧州の超高性能車に採用されるなど海外でも高い評価を得た。 |
特徴 | : | ・理を極めたシンプルなシステム ・高応答性や車輪間のエネルギ伝達などハイドロリックの利点活用 |
参考文献 | : | フルードパワーシステム 第34巻 |
紹介 | : | ・同種の機能を持ったシステムでは、世界的に見ても最大量が実用に供された。 ・複数の国内主要レースでも使用され、シリーズ優勝に貢献するなどの有効性を示した。 ・純国産のシャシー技術として欧州車に採用された稀有な例である。 |
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