マッタ・アヴ・スヴェーリエ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 01:02 UTC 版)
マッタ Märtha |
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ベルナドッテ家 | |
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1929年
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全名 | Märtha Sofia Lovisa Dagmar Thyra マッタ・ソフィア・ロヴィーサ・ダウマー・テューラ |
称号 | ノルウェー王太子妃 |
出生 | 1901年3月28日![]() |
死去 | 1954年4月5日(53歳没)![]() |
配偶者 | オーラヴ5世 |
子女 | ラグンヒル アストリッド ハーラル5世 |
父親 | ヴェステルイェートランド公カール |
母親 | インゲボー・ア・ダンマーク |
マッタ・アヴ・スヴェーリエ(スウェーデン語全名:Märtha Sofia Lovisa Dagmar Thyra av Sverige, 1901年3月28日 - 1954年4月5日)は、ノルウェー王オーラヴ5世の妃。オーラヴが即位する前に亡くなったため、王妃とならなかった。
生涯
スウェーデンの王族であるヴェステルイェートランド公カール(オスカル2世の三男)と、その妃であるデンマーク王女インゲボー(フレゼリク8世の次女)の次女として、ストックホルムで生まれた。ベルギー王妃アストリッドの姉にあたる。
1929年3月に、従弟にあたるノルウェー王太子オーラヴと結婚。義父はデンマーク王子としてイギリスのバッキンガム宮殿でモード王女(イギリス王エドワード7世の娘)と結婚式を挙げたためノルウェーでロイヤル・ウェディングが挙行されるのは367年ぶりだった。結婚後は、子供たちのために服を自身で縫うなどの姿が国民の共感を得、人気も高かった。1930年、南極のドロンニング・モード・ランドの海岸の一部はマッタを記念し、『プリンセス・マーサ・コースト』と命名された。ノルウェーの王族にちなんだ名前の海岸の中で最も広大な海岸である。1939年にはアメリカを訪問し、アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトと夫人エレノアと交友関係を結んだ。
1940年、ドイツ国防軍がノルウェーに侵攻すると、義父ホーコン7世と王太子オーラヴは抗戦するが敗退しイギリスへ逃れ、そこで亡命政府を樹立した。マッタは子供たちを連れて故国スウェーデンへ亡命した。マッタ母子を受け入れることでドイツの侵攻を受けると恐れる中立国スウェーデンでは歓迎されたとは言えず、またドイツ国防軍と傀儡政府が義父らの権利を剥奪しわずか3歳の長男ハーラル(のちのハーラル5世)をノルウェー王にしようとしていることを知った。更にスウェーデンに多数存在していた親独派らも息子を引き渡すように圧力をかけてきたことに身の危険を感じたマッタは、アメリカ大統領夫妻の招きに応じて、フィンランドからアメリカ海軍の軍艦でアメリカへ向かった。マッタと子供たちはまずホワイトハウスに数ヶ月、その後もワシントンD.C.に住んだ。彼女は赤十字の活動に加わり、ノルウェーの窮状を訴えて連合国の援助を求めた。その姿に多くのアメリカ人が感動し、アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトはLook to Norwayと題した演説を1942年に行った。ルーズベルトのマッタへの敬愛の情は非常に深いもので、ルーズベルトにとっては最後の恋愛感情の対象でもあったのではないかと息子のジェームズ・ルーズベルトは述懐している。
大戦後、帰国したマッタを国民は国母として熱狂的に迎えた。1954年、癌のため53歳で死去。
その他
- 息子であるハーラル5世の長女で、孫娘にあたるマッタ・ルイーセ王女(1971年 - )のファーストネームはマッタにちなむものである。
- 2005年、ワシントンD.C.の駐米ノルウェー大使館にマッタの像が建てられた。
子女
「Princess Märtha of Sweden」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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