Pleospora herbarum(斑点)
Pleospora herbarum (Fr.) Rabenh.:Ces. & de Not. [=Stemphylium botryosum non Wallr. sens. auct.]
分類:子のう菌門,小房子のう菌綱,クロイボタケ目,プレオスポラ科
日本全国に分布し,テンサイ,タマネギ,アルファルファ,クローバ類など広い範囲の植物に斑点・葉枯病を引き起こす。他の野生植物からも分離され,葉上生息菌として分離されることもある。分生胞子を飛散して蔓延する。宿主組織中に偽子のう殻を形成する。
性状(機能):植物病原菌,葉上生息菌
形態: 有性世代:褐色の偽子のう殻中に短棍棒形~円筒形の子のうを形成し,内部に黄色~黄褐色,卵形~楕円形,縦1-5横7隔壁,大きさ26-50×10-20μの子のう胞子を形成する。 無性世代:淡褐色~褐色の分生子柄上に,淡褐色~オリーブ褐色,亜球形~幅広の楕円形,縦1-3横3隔壁,大きさ27-42×24-30μ,表面小疣状の分生胞子を形成する。中央の隔壁部でくびれることが多い。 | |
分生胞子 |
標本番号 | 菌種 | 宿主和名 | 宿主学名 | 症状 | 採集地 | 採集年月日 | 採集者 |
110-1-112 | Pleospora herbarum | アルファルファ | Medicago sativa | 葉枯病 | 千葉市青葉町農技研畜産部 | 1961.6.2 | 富永時任 |
110-1-117 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 佐久市大字新子田長野種畜牧場 | 1961.9.13 | 〃 |
110-1-118 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 山梨県北巨摩郡清里村 | 1961.9.14 | 〃 |
110-1-115 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 栃木県畜試 | 1962.5.30 | 〃 |
110-1-145 | 〃 | 〃 | 〃 | 〃 | 豊橋市飯村町高山豊橋経営実験農場 | 1969.9.30 | 〃 |
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