ペトロニラ (アラゴン女王)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 09:17 UTC 版)
ペトロニラ Petronila |
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アラゴン女王 | |
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在位 | 1137年/1157年 - 1164年7月18日 |
バルセロナ伯妃 |
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出生 | 1136年6月29日![]() |
死去 | 1173年10月15日(37歳没)![]() |
埋葬 | ![]() |
配偶者 | バルセロナ伯ラモン・バランゲー4世 |
子女 | ペドロ アルフォンソ2世 ラモン・ベレンゲル ドゥルセ サンチョ |
家名 | ヒメノ家 |
王朝 | ヒメノ朝 |
父親 | ラミロ2世 |
母親 | イネス・デ・ポイトウ |


ペトロニラ(アラゴン語:Peironela d'Aragón ペイロネーラ[1]、カタルーニャ語:Peronella d'Aragó パルネーリャ、1136年6月29日[2]/8月11日[3] - 1173年10月15日)は、アラゴン女王(在位:1137年 - 1162年)。ラミロ2世の娘。母はアキテーヌ公ギヨーム9世の娘アニェス(イネス)。ペトロニラ(Petronila de Aragón)はカスティーリャ語名。アラゴン系ヒメネス家最後の君主である。
生涯
1134年にアラゴン王アルフォンソ1世が嗣子なく死去した時、王弟ラミロはバルバストロ=ロダ司教であった。アルフォンソ1世は王領を3つの騎士団に遺贈したが、この決定は受け入れられるものではなかった。ナバラの貴族は独自の王を選び、アラゴン貴族はラミロを王位に就けた。王として、ラミロ2世は王位継承を確保するために修道院の誓いを放棄するという教皇の特免を受けた。ラミロ2世は1135年にイネス・デ・ポイトウと結婚し、翌年に2人の唯一の子供であるペトロニラがウエスカで生まれた。
1137年8月11日にバルバストロで23歳年上のバルセロナ伯ラモン・バランゲー4世と婚約した[4]。同年11月13日に父ラミロ2世がエル・カステリャールにおいて退位し、ペトロニラが1歳で王位を継承した。ラミロ2世は退位後、修道生活に戻った[4]。ペトロニラの婚約者ラモン・バランゲー4世はアラゴン公(Princeps de Aragón、アラゴンのプリンケプス)を称した。アラゴンの統治は実質的にラモン・バランゲー4世に委ねられ、アラゴン連合王国が成立した。
1150年8月、14歳となったペトロニラはラモン・バランゲー4世とリェイダにおいて正式に結婚した[5]。2人の間には以下の5子が生まれた。
- ペドロ(1152年 - 1164年?) - サルダーニャ伯、早世
- アルフォンソ2世(1157年 - 1196年) - アラゴン王
- ラモン・ベレンゲル(レーモン・ベランジェ3世)(1158年 -1181年) - プロヴァンス伯(1173年 - 1181年)
- ドゥルセ(1160年 - 1198年) - 1174年にポルトガル王サンシュ1世と結婚。
- サンチョ(サンシュ)(1161年? -1223年) - プロヴァンス伯(1181年 - 1185年)、ルシヨン伯、サルダーニャ伯
最初に子供を身ごもっていた1152年4月4日に、ペトロニラは自身が出産で生き延びられなかった場合には王国を夫に遺贈する旨の遺言を作成した[5]。
ラモン・バランゲー4世は1144年以降若年のプロヴァンス伯レーモン・ベランジェ2世の摂政をつとめていたが、ラモン・バランゲー4世がプロヴァンスに滞在していた間(1156年 - 1157年)、ペトロニラはバルセロナに留まった。会計記録によると、ラモン・バランゲー4世の不在時に宮廷を統括している間、ペトロニラはバルセロナ、ビラマジョールおよびサン・セローニの間を行き来していた[6]。
1162年に夫ラモン・バランゲー4世が死去したのち、ペトロニラは1164年7月18日に7歳の次男アルフォンソにアラゴン王位を譲り、退位した。
ペトロニラは1173年10月にバルセロナで死去し、バルセロナ大聖堂に埋葬された。
脚注
- ^ Lapeña Paúl 2008, p. 298.
- ^ Lapeña Paúl 2008, p. 140.
- ^ Ubieto Arteta 1987, p. 131.
- ^ a b Reilly 1998, p. 61.
- ^ a b Reilly 1998, p. 109.
- ^ Bisson 1984, p. 50.
参考文献
- Lapeña Paúl, Ana Isabel (2008). Ramiro II de Aragón: el rey monje (1134-1137). Gijón: Trea. ISBN 978-84-9704-392-2
- Ubieto Arteta, Antonio (1987). Historia de Aragón: creación y desarrollo de la corona de Aragón. Zaragoza: Anubar
- Reilly, B. F. (1998). The Kingdom of León-Castilla Under King Alfonso VII, 1126–1157. University of Pennsylvania Press
関連項目
「Petronilla of Aragon」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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