パース【PaaS】
PaaS
読み方:パース,パーズ
別名:プラットフォーム・アズ・ア・サービス,サービスとしてのプラットフォーム
PaaSとは、ネットワークを通じたサービスとして、アプリケーションを利用するためのプラットフォームを顧客に提供する形態のことである。
PaaSが登場する前に、SaaS(Software as a Service)と呼ばれるサービスの形態が登場した。これは業務用のアプリケーションソフトの機能を、インターネットを通じたサービスとして提供するのもである。PaaSはSaaSの考え方を一段深め、SaaSにおいてソフトウェアを動作させるために必要なOSやミドルウェアなどのプラットフォーム部分も提供するものである。プラットフォームにはOSなどの他にアプリケーション開発フレームワークや開発環境などが含まれる場合もある。
PaaSを利用することで、企業は独自の業務アプリケーションを稼動させるハードウェアやOSなどのシステムインフラに不要なコストをかけず、必要な分だけ月額利用料金として払うといった運用が可能になる。
PaaSはSaaSと共に、クラウドコンピューティング、あるいはクラウドサービスの一形態として扱われる。また、SaaSやPaaSよりも一段深く、サーバーなどのシステムインフラ部分までサービスとして提供するIaaS(Infrastructure as a Service)も登場している。
Platform as a Service
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2013年9月) |
Platform as a Service (PaaS) とは、インターネットを利用したコンピュータの新しい利用形態の1つである。
PaaSでは、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供する。開発者は、プラットフォーム上で構築したサービスを自分の顧客に提供することができる。 具体的には、インフラ、DBMS、ユーザインタフェースなどのシステム開発手段となるツールや、開発したシステムを運用するための環境をインターネットを通じて「サービス」として提供し、月額使用料などの形で収入を得る事業モデルである。
誕生
PaaSは2007年7月にセールスフォース・ドットコム(現・セールスフォース)が提唱した[要出典]。従来から同社が推進しているSoftware as a Service (SaaS) が、既成またはカスタマイズしたソフトウェアをインターネット経由でサービスとして利用できる形態であったのに対し、更にユーザーのシステムを稼働させる事もできるプラットフォーム自体を、インターネット経由でサービスとして利用できる形態である。
PaaSはSaaSの発展形であり、SaaSと並びクラウドコンピューティングの1種類(または1要素)ともされる。
特徴
実際には、プロバイダ側のデータセンターから提供される仮想化された開発・実行環境を利用する。ブラウザベースの管理ツールとともにインターネット経由でユーザーは利用できる。単なる仮想化技術を使用しただけのInfrastructure as a Service(IaaS、サービスとしてのインフラ)環境とは違い、スケーラビリティや生産性の面で開発者の負荷を大きく減らしている点が特徴である。
ユーザー側の利用形態としては、業務ピーク負荷対応や特定のテスト環境など、一時的にコンピュータ処理能力の拡張が必要な場合の追加リソースとして、あるいは更にユーザー環境にコンピュータを持たない形態などがある。
関連項目
- アプリケーションサービスプロバイダ
- オンプレミス
- ユーティリティコンピューティング
- クラウドコンピューティング
- 仮想アプライアンス
- Software as a Service (SaaS)
- Infrastructure as a Service (IaaS, HaaS)
外部リンク
- PaaS とは サービスとしてのプラットフォーム - Microsoft Azure
- PaaSがもたらすもの、エンタープライズ・システムの未来 - 日経クロステック
PaaS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/07 02:59 UTC 版)
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