溶融塩炉
英語:molten salt reactor、MSR
原子炉の一種で、燃料としてウランではなくトリウムなどの溶融塩を用いる仕組みのもの。次世代原子力エネルギーとして注目されている。
溶融塩は溶解させた塩のことで、液体である。現在主に使用されている原子力発電の仕組みは、燃料棒と呼ばれるウランの固形燃料を使用しているのに対して、溶融塩炉は液体核燃料を使用する点に最大の違いがある。
溶融塩は液体であるため、燃料棒のように加工する必要がない。また、継ぎ足しによって燃料を補填でき、燃料棒の交換を行う必要がなくなる。また、既に臨界状態で運用されるため原理的に再臨界が発生せず、安全性が高い、といった利点があるという。
溶融塩炉は1950年代に構想され、1970年代には実験炉による試運転なども行われていたが、それ以来、長らく実用化されず留保され続けてきた。2011年2月には、中国がトリウム溶融塩原子炉の開発を進めることを公式に発表している。そして、2011年3月に福島原発で深刻な原発事故が発生し、日本だけでなく世界の原子力産業に対する姿勢の見直しが進む中、より安全性の高い溶融塩炉に対する関心が高まっている。
エム‐エス‐アール【MSR】
読み方:えむえすあーる
MSR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/29 08:09 UTC 版)
MSR
- 溶融塩原子炉 (molten salt reactor)
- モントセラトのISO 3166-1国名コード。
- エジプト航空のICAO航空会社コード。
- マーケットストリートレイルウェイ (Market Street Railway) の略。詳細は「サンフランシスコ市営鉄道#Fライン」を参照。
- マウンテンセーフティーリサーチ - アメリカの登山用品のメーカーとして、ラリー・ペンバーシーが1969年に設立。現在はアウトドア用品メーカー「カスケードデザイン」のブランド名。
- MSR (モトクロス) (Malcolm Smith Racing) - アメリカのモトクロス用品メーカーとして、オフロードレーサーのマルコム・スミスが1971年に設立。現在はモトクロス・オフロード・ATV用品などを扱う「Rocky Mountain ATV/MC」のブランド名。
- マイクロソフトリサーチ (Microsoft Research) - マイクロソフトから独立した計算機科学に関する研究機関。
- エムエスアール - 自動車の外装(バイナルグラフィックなど)のデザインを手がける企業。代表は全日本プロドリフト選手権の実況を行う鈴木学。
- 補給幹線 (main supply route)
- マーズ・サンプル・リターン・ミッション (Mars sample-return mission) - 火星からのサンプルリターンミッション。
- 革命的社会運動 (フランス語: Mouvement Social Révolutionnaire)
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