M35 (天体)とは? わかりやすく解説

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M35 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/22 04:45 UTC 版)

M35
Messier 35
仮符号・別名 NGC 2168[1], Melotte 41
星座 ふたご座
見かけの等級 (mv) 5.1[1]
視直径 28.0'[2]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1745-46年[2]
発見者 ジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾー[2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  06h 08m 54.0s[1]
赤緯 (Dec, δ) +24° 20′ 00″[1]
赤方偏移 -0.000017 km/s[1]
視線速度 (Rv) -5.0 km/s km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 2.69 ミリ秒/年[1]
赤緯: -3.44 ミリ秒/年[1]
距離 2800光年[2](約0.86kpc)
M35の位置
物理的性質
直径 約24光年[2]
年齢 100 ×106[2]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 06h 08m 54.0s, +24° 20′ 00″ M35 (NGC 2168) はふたご座にある散開星団

概要

星が多く、見ごたえのある散開星団の一つである。肉眼ではぼんやりと輝き、銀河の一部のように見える。双眼鏡では丸い星雲状のかたまりの上に、明るい星が少しばかり見え始める。北東にある二重星の主星が赤く、この星団のアクセントになっている。写真の右側にある星雲状のかたまりが散開星団NGC 2158である。NGC 2158はM35よりも5倍ほど遠方にあり、10倍ほど年月を経た星団である[2]。このような特徴から、かつては球状星団に分類されていたこともあった[2]

観測史

1745年から46年にかけてジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾーが発見した[2]。シェゾーは「ふたごの北の足の上にある星団」と記録を残している[3]。また、1750年以前にジョン・ベヴィスが独立して発見している[2]。1764年にシャルル・メシエは「カストールの左足にある非常に小さな星の集団」と記している[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M35. 2016年3月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月25日). “Messier Object 35”. SEDS. 2016年3月23日閲覧。
  3. ^ a b Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月22日). “Messier 35 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月23日閲覧。

関連項目





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