M34 (天体)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > M34 (天体)の意味・解説 

M34 (天体)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:21 UTC 版)

M34
Messier 34
仮符号・別名 NGC 1039[1], Mel 17
星座 ペルセウス座
見かけの等級 (mv) 5.2[1]
視直径 35.0'[2]
分類 散開星団[1]
発見
発見日 1654年以前[2]
発見者 ジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナ[2]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  02h 42m 05.0s[1]
赤緯 (Dec, δ) +42° 45′ 42″[1]
赤方偏移 -0.000056 km/s[1]
視線速度 (Rv) -16.8 km/s km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: 0.03 ミリ秒/年[1]
赤緯: -7.43 ミリ秒/年[1]
距離 1400光年[2](約0.43kpc)
M34の位置
物理的性質
直径 約14光年[2]
年齢 180 ×106[2]
Template (ノート 解説) ■Project

座標: 02h 42m 05.0s, +42° 45′ 42″

M34(NGC 1039)は、ペルセウス座にある散開星団

概要

ヘレン・ソーヤー・ホッグによると、約100個の恒星からなる星団である[2]。都市の光から遠く暗い場所であれば裸眼でも見ることができ、双眼鏡を使うと約10個の星が、淡い光の中でちらちらと見える。明るい星のすきまに暗い星があって、中間の明るさの星が少ない。星団内には多くの二重星が含まれている。中心近くには8.0等と8.5等の二重星h1123が、星団の南東部には8.4等と9.1等の二重星OΣ44[注釈 1]がある[2]。広がったまばらな星団であるため、口径10cm程度の小望遠鏡での観察に適している[3]

観測史

1654年以前にジョヴァンニ・バッティスタ・オディエルナが発見していたが、彼の発見は世に知られず、1764年8月25日にシャルル・メシエが独立発見している[4]。メシエは「アンドロメダ座γ星とほぼ平行よりやや下にある小さな星からできた散開星団。3インチの普通の望遠鏡で星が識別できる」と記している[4]

脚注

注釈

  1. ^ 「OΣ」はオットー・ウィルヘルム・フォン・シュトルーヴェ英語版のことである[2]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M34. 2016年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月25日). “Messier Object 34”. SEDS. 2016年3月20日閲覧。
  3. ^ M34”. メシエ天体ガイド. AstroArts. 2016年3月20日閲覧。
  4. ^ a b Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年5月22日). “Messier 34 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月20日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M34 (天体)」の関連用語

M34 (天体)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M34 (天体)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM34 (天体) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS