線スペクトル対
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/01 13:49 UTC 版)
線スペクトル対(せんスペクトルつい、英: line spectral pairs、LSP)、あるいは線スペクトル周波数(せんスペクトルしゅうはすう、英: line spectral frequencies、LSF)は、線形予測係数を表現するために用いられるもので、その優れた特性のため線形予測を用いる音声符号化方式の多くで使われている。 線スペクトル対の考え方は1975年に板倉文忠が発表した[1]。
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- ^ F. Itakura, Line spectrum representation of linear predictor coefficients of speech signals, J. Acoust. Soc. Am., Volume 57, Issue S1, pp.S35-S35, 1975.
- ^ P(z)、Q(z) の式が逆に記載されている文献もある。表記上の問題でありどちらでも構わない。海外の文献では本文の式が、国内の文献では逆の式が使われることが多い。
- ^ a b c 嵯峨山茂樹. 応用音響学: 音声分析(5) LSP分析.(pdf) 東京大学 応用音響学 講義資料.
- ^ 嵯峨山 茂樹, LSP音声合成フィルタの安定性条件, 日本音響学会, 昭和57年度春季研究発表会講演論文集, pp.153-154, 1982.
- ^ a b Peter Kabal, Ravi P. Ramachandran. The Computation of Line Spectral Frequencies Using Chebyshev Polynomials.(pdf) IEEE Trans. Acoustics, Speech, Signal Processing, vol.34, no. 6, pp.1419-1426, Dec. 1986.
- ^ a b Wai C. Chu. Speech Coding Algorithms: Foundation and Evolution of Standardized Coders. pp.239-250, 2003.
- 1 線スペクトル対とは
- 2 線スペクトル対の概要
- 3 参考文献
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