エル‐エル‐ディー‐シー【LLDC】
読み方:えるえるでぃーしー
後発開発途上国
開発途上国の中でも特に開発の遅れた国を指す。1974年の国連総会で、開発に関して特別な配慮をはらうことを決めた。一人当たりのGDP(99年現在一人当たりGDPが899ドル以下)、人的資源開発の程度(平均余命等)、経済構造の脆弱性(GDPに占める製造業の割合等)を基準として決定する。現在、約50ヶ国が「後発開発途上国」の基準に該当する。このうち半数以上をサハラ以南アフリカ諸国が占める。後発開発途上国に暮らす人口は現時点で約7億人と推定されている。(山本太郎)
参考URL:http://www.un.org/special-rep/ohrlls/ldc/ldc%20cri...
内陸開発途上国
(LLDC から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 07:04 UTC 版)
内陸開発途上国(ないりくかいはつとじょうこく、Landlocked Developing Country, LLDC)とは、開発途上国のうち、内陸国である国のことである。通過輸送コストが大きいことなど、開発途上国一般に比べて特別の考慮を要する。全世界で32カ国が該当し、そのうちの17カ国は後発開発途上国である[1]。
2000年頃から定着し始めた概念である。2003年にカザフスタンのアルマトイで、内陸国に関する問題を扱う初の閣僚級会議が開かれた[1]。
現在の内陸開発途上国一覧
2021年10月時点において、内陸開発途上国に分類されている国は以下の32ヶ国である[2][注釈 1]。
アフリカ(16カ国)
ボツワナ[注釈 2]
ブルキナファソ[注釈 3]
ブルンジ[注釈 3]
中央アフリカ共和国[注釈 3]
チャド[注釈 3]
エチオピア[注釈 3]
レソト[注釈 3]
マラウイ[注釈 3]
マリ[注釈 3]
ニジェール[注釈 3]
ルワンダ[注釈 3]
南スーダン[注釈 3]
エスワティニ
ウガンダ[注釈 3]
ザンビア[注釈 3]
ジンバブエ
アジア(10カ国)
ヨーロッパ(4カ国)
南アメリカ(2カ国)
脚注
出典
- ^ a b “内陸開発途上国(LLDC:Landlocked Developing Countries)|外務省”. 外務省 (2020年8月18日). 2021年10月27日閲覧。
- ^ “List of LLDCs | Office of the High Representative for the Least Developed Countries, Landlocked Developing Countries and Small Island Developing States” (英語). 国際連合 (2021年10月27日). 2021年10月27日閲覧。
注釈
関連項目
外部リンク
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