KAAT建設までの経緯(横浜21世紀座/かながわドームシアター)
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「神奈川県立県民ホール」の記事における「KAAT建設までの経緯(横浜21世紀座/かながわドームシアター)」の解説
元々同地には神奈川県山下町分庁舎があり、その跡地にドーム型仮設劇場として2000年12月に横浜21世紀座がオープンしたことが同地の劇場開発の始まりとなっている。同館の収容人数は1,100で客席数は1,000、当時の芸術監督は坂東玉三郎が務め、こけら落としは連獅子が公演された。しかし、開館当初から敷地に面した道路の走行音が場内に聞こえてくるなどのハード面での問題点が指摘され、翌2001年には玉三郎も芸術監督を辞任した。 神奈川県は同施設を運営会社である株式会社横浜21世紀座から買収し、同年7月かながわドームシアターとして再出発させた。同館は神奈川県立青少年センターの改修工事期間中における仮ホールとして使用の後、正式な施設への建て替えのため2005年9月30日をもって閉館した。2007年12月より現在のKAATが着工され、2010年12月に竣工した。敷地の一角には、1883年築で横浜最古の煉瓦造建築である、旧居留地48番館が保存されているほか、KAAT建設に先立つ発掘調査で出土した旧山下遺留地の遺構が中華街側外壁に展示されている。 KAAT建築概要 建築設計: 香山・アプル総合・アプルデザイン設計共同体 構造設計: MUSA研究所/構造計画研究所 設備設計: 森村設計 舞台コンサルタント: 空間創造研究所 建築音響: 永田音響設計 防災計画: 明野設備研究所 建築照明: ライティング プランナーズ アソシエーツ 階数: 地下1階 地上10階 構造: 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 鉄骨鉄筋コンクリート造
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