K- (P-) MP107/MP118/518系
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「三菱ふそう・エアロスター」の記事における「K- (P-) MP107/MP118/518系」の解説
三菱ふそう・MP(B35ボディ)2020年現在も現役のK-MP118K熊本バス(熊本市交通局からの移籍車) 1980年(昭和55年)、昭和54年排出ガス規制に適合。直噴式6D22型エンジン(出力225 PS)が新たに開発された。 K-MP107(予燃焼室式6D21型エンジン・リーフサス)/118(直噴式6D22型エンジン・リーフサス)/518(直噴式6D22型エンジン・エアサス)となる。これに伴い呉羽製もB35-X2型ボディに変更し、三菱(名古屋)製とデザインを統一する。1982年(昭和57年)に呉羽は当時のMK及びMMに似たスケルトンボディを設定し、都営バス、京都市営バス、新潟交通向けなどに数パターンを試作、やがてエアロスターKの原型となる。なお、予燃焼室式のK-MP107系は1982年頃に製造を中止している。 1983年(昭和58年)11月、三菱自動車工業と三菱重工業が開発したフィンガーコントロールトランスミッション (FCT) が大型路線バスMP系に初めて採用され、翌年には大型観光バスMS系にも採用された。これは「日本の自動車技術330選」にも収録されている。 1984年(昭和59年)、モデルチェンジを行うことなく昭和58年排出ガス規制に適合させ、P-MP118/518となる。呉羽を含め他社がスケルトンボディに移行していく中、三菱製はモノコックボディのままであったため見劣りが否めず、このため三菱(名古屋)製での架装例は少ない。 西工・富士重工の車体を架装した車両も製造された。西工では1983年(昭和58年)まで53MCを架装し、それ以降はスケルトンボディの58MCに切り替えた。富士では1982年までR13系 (3E・3B) を架装し、同年からR15系 (5E・5B) に切り替えている。 K-MP118K(三菱B35-X2) 福島交通 K-MP118M 岐阜バス K-MP118M 岐阜バス K-MP118M(呉羽B35-X2)沖縄バス ライトベゼルが呉羽G4のものとなっていた。 P-MP118K(呉羽製スケルトンボディ) 都営バス P-MP518N(呉羽製スケルトンボディ) 日本交通(鳥取) P-MP118K(呉羽製エアロスターKボディ) 横浜市交通局 P-MP118K(呉羽製エアロスターKボディ後部) 横浜市交通局 P-MP518M(富士重工5E)広島バス 西工53MCボディを架装した例 K-MP518M 岡山電気軌道 西工53MCボディを架装した例 K-MP118M 阪急バス 西工58MCボディを架装した例 P-MP118M 北九州市交通局 P-MP518NL 2007年台北市WiMAX見本市バス (台湾鉅巃仕様車)
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