JR東日本研究開発センターとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > JR東日本研究開発センターの意味・解説 

JR東日本研究開発センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 16:43 UTC 版)

JR東日本研究開発センター

JR東日本研究開発センター(ジェイアールひがしにほんけんきゅうかいはつセンター)は、埼玉県さいたま市北区にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の企業内研究機関である。

概要

敷地面積は約31,000平方メートル、延べ床面積約12,000平方メートル。約300人の研究スタッフが働く。フロンティアサービス研究所・先端鉄道システム開発センター・安全研究所・テクニカルセンター・防災研究所・環境技術研究所の6研究所からなる。

歴史

  • 2001年12月1日、本社総合技術推進部、テクニカルセンター、安全研究所の機能を、さいたま市の研修センター跡地に移し、設立された[1]
  • 2006年2月1日、防災研究所が追加設立された。

施設

フロンティアサービス研究所

フロンティアサービス研究所では、顧客満足を追求するマーケティング、先端技術を活用した新たな駅づくりなどを調査、研究する。成果には、首都圏各駅構内に設置されているフルカラーLED列車案内表示装置など。

先端鉄道システム開発センター

先端鉄道システム開発センターでは、車両制御システムの革新を軸に利便性、快適性、安全性、安定性の向上、地球環境保護をテーマにした研究をおこなう。営業ベースでの時速360km運転を目指す新幹線E954形電車 (FASTECH360)、二酸化炭素 (CO2)、窒素酸化物 (NOx)の排出量抑制などをテーマにしたNEトレインなどの試験走行に挑む。

安全研究所

安全研究所では、鉄道輸送に関する安全性のレベルアップを命題に、鉄道運転にかかわる事故防止、4M4E分析などによるヒューマンファクターの追求に取り組む。

テクニカルセンター

テクニカルセンターでは、鉄道メンテナンスコスト削減などに主眼に置き、手のかからぬ車両、設備のあるべきすがたを研究する。首都圏各線区で敷設工事がすすむ次世代分岐器転轍機TC型省力化軌道など。

防災研究所

防災研究所では、鉄道輸送事故にかかわる自然現象との関係がテーマ。自然現象による鉄道災害の発生機構の解明、災害に関わる観測、検知、危険度評価手法の開発、効果的な災害対策の提案などに取り組む。2007年にはJR羽越本線脱線事故を踏まえ、羽越線余目駅ドップラー・レーダーを設置、強風データの収集を開始した。

所在地

  • 埼玉県さいたま市北区日進町二丁目479番地

脚注

  1. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '02年版』ジェー・アール・アール、2002年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-123-6 

座標: 北緯35度55分29.5秒 東経139度36分39.7秒 / 北緯35.924861度 東経139.611028度 / 35.924861; 139.611028




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「JR東日本研究開発センター」の関連用語

JR東日本研究開発センターのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



JR東日本研究開発センターのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのJR東日本研究開発センター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS