IchigoJam BASIC RPi/RPi+
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 14:16 UTC 版)
「IchigoJam」の記事における「IchigoJam BASIC RPi/RPi+」の解説
株式会社ナチュラルスタイルによってRaspberry Piに実装されたIchigoJam BASIC。IchigoJam RPi/RPi+の表記も公式を含め用いられる。2019年6月現在の最新バージョンは1.2.6RPi。 基本的にオリジナルであるLPC1114版の仕様を踏襲した物となっており、プラットホームがRaspberry PiであることによってUSBキーボードやHDMI対応のディスプレイなど、レガシーデバイスを用いずに近年入手性の高いハードウェアで動作させることができる。 IchigoJam BASIC RPiは基本的にフリーで提供され自分で公式ページよりダウンロード、使用する分には無料で使用することができる。但しその再頒布などは禁止されており、頒布にはライセンスの締結が必要である。ショップのふうせんがその時点での最新版を書き込み済みのMicroSDカードを販売しており、動作確認済みのメディアで入手することも可能である。 IchigoJam BASIC RPi+はアイ・オー・データ機器からUD-RPSDIJの型番で書き込み済みMicroSDカード+SDカード変換アダプタと言う形の商品として販売されている。フリー版の仕様に加え、Raspberry PiのオプションであるSense Hat、Touchscreenに対応したコマンドが追加された上位版となっている。基本的にサポート対象外の製品となっており、アイ・オー・データ機器はサポートライブラリでのアップデータ提供以外はMicroSDカードのハードウェア保証のみに対応する。システムの更新がほぼ一式入れ替える形となっているため、アップデータの入手には製品シリアルナンバーの入力を必要とする。また、フリー版ならびに公式の更新情報の頻度に対し、アップデータの提供が遅延する傾向にあり、Version1.2.6の時点でリリース日が2018年6月18日にもかかわらず、サポートライブラリの登録は2018年8月28日であった。また、BASICプログラミングキットとして、UD-RP3PKIの名前でUD-RPSDIJに加え、ナチュラルスタイル監修のテキスト本、ファンクションキー部分にコマンドの刻印があるUSBキーボードIS-KBJ、並びにACアダプタと、ケース入りのRaspberry Pi 3 Model Bのセット品も販売されている。
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