FAIによる定義と仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 09:20 UTC 版)
「模型航空機」の記事における「FAIによる定義と仕様」の解説
模型航空機の基準は、「人が乗れない物」とされているが、無人航空機のように、充分な出力と大きさを持ちながら人の乗れない飛行機もあり、それだけでは充分ではない。FAIスポーティング・コードにおいては、セクション4C-模型航空機の総則において、模型航空機を以下のような主旨で定義している。 「模型航空機とは、限定された大きさの、人を乗せることの出来ない、競技、スポーツ、レクレーション目的であり、商用、公共事業用、科学・研究用、軍用などの目的の無人航空機(UAV)ではないものを言う。」 さらに、FAIの模型航空機の記録の申請は、次項の仕様の模型航空機とする。 最大飛行重量(燃料を含む) - 25kg 最大翼面積 - 500平方dm 最大翼面荷重 - 250g/平方dm ピストンエンジンの最大排気容積 - 250立方cm 電動モーターに対する最大無負荷電圧 - 72ボルト タービンエンジンの最大推力 - 25kg(250ニュートン) 2011年6月1日の改訂では日本模型航空連盟は「模型飛行士登録適用一般機体仕様限界」はこのように規定している。 最大重量(飛行時燃料を含まず) - 15kg 最大翼総面積(主翼・水平尾翼合計面積) - 250 dm2 最大回転翼面積(最大ローター排気面積) - 250 dm2 最大翼面荷重 - 200 g/dm2 最大ピストンエンジン合計排気量 125cc 最大タービンエンジン合計推力 - 15kg 最大無負荷動力電圧 - 51V 最大パルスジェットエンジン排気口径 - 40mm (パルスジェットエンジンの使用はコントロールラインのみ可能) マルチ・ローターヘリ、自立航行式フライング・ロボット、トイプレーン、超大型機、パチンコ式ヒコーキは対象外 「模型」航空機の定義については、このように不明確な点があり、競技の場合、法的な場合、損害保険付保の場合など、状況において個々に判断せざるを得ない。
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