第十一次イゾンツォの戦い
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/28 11:42 UTC 版)
第十一次イゾンツォの戦い | |
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![]() 第十一次までのイゾンツォの戦いの戦況図 |
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戦争:第一次世界大戦 | |
年月日:1917年8月19日 - 9月12日 | |
場所:オーストリア、バインジッツァ高原 | |
結果:イタリア軍の勝利 | |
交戦勢力 | |
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指導者・指揮官 | |
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戦力 | |
歩兵600大隊 大砲5,200門 |
歩兵250大隊 大砲2,200門 |
損害 | |
12万人 | 16万人 |
第十一次イゾンツォの戦い(Eleventh Battle of the Isonzo)とは、第一次世界大戦中のイタリア戦線で、イタリアとオーストリアの間で発生した戦い。
戦闘
10度目の攻勢から数ヵ月後、ルイージ・カドルナ参謀総長は戦争決着を望んで、イソンゾ戦線最大の攻勢計画を発動した。戦いにはこれは全軍の70%に相当する歩兵600大隊と5200門もの大戦力が投入され、トルミーノ占領を最終目標としていた。
結果
アドリア海沿岸部を進むイタリア陸軍の大軍はイソンゾ川で幾つかの渡河作戦に成功して新たな橋頭堡を築いた。渡河の一方でオーストリア・ハンガリーの防衛線に向けた攻勢も繰り広げられ、オーストリア本土の入り口に位置するバインジッツァ高原の要塞線に猛攻が加えられた。オーストリア・ハンガリー軍は懸命に防衛したものの最終的にルイジ・カペッロ将軍の伊第2軍が守備軍を撃破、オーストリア・ハンガリー軍のスヴェトザル・ボロイェヴィッチ元帥は防衛線を放棄して退却した。最後の拠点であるガブリエル山の占領は成らなかったが、アオスタ公率いる第3軍はそれ以外の周辺地域の獲得に成功している。
戦いでオーストリア・ハンガリー軍は14万名の死傷者を出し、2万名が降伏した。もはやオーストリア・ハンガリー軍は戦線崩壊の瀬戸際に追い込まれており、再度の大攻勢に耐えられる状態には無かった。しかし対するイタリア側の損害も決して少なくはなく、直ぐに次の攻撃には移れなかった。また攻撃後の編成では第3軍は二つの軍団に分けて占領地に配置されていたが、これは戦線に致命的な弱点を残してしまっていた。
オーストリア・ハンガリー軍の危機にドイツ軍は第12次攻勢で遂に参戦し、この弱点を利用した新戦術によって戦況を大きく覆す事に成功する。
他の戦闘
- 第一次イゾンツォの戦い - 1915年6月23日 - 7月7日
- 第二次イゾンツォの戦い - 1915年7月18日 - 8月3日
- 第三次イゾンツォの戦い - 1915年10月18日 - 11月3日
- 第四次イゾンツォの戦い - 1915年11月10日 - 12月2日
- 第五次イゾンツォの戦い - 1916年3月9日 - 3月17日
- 第六次イゾンツォの戦い - 1916年8月6日 - 8月17日
- 第七次イゾンツォの戦い - 1916年9月14日 - 9月17日
- 第八次イゾンツォの戦い - 1916年10月10日 - 10月12日
- 第九次イゾンツォの戦い - 1916年11月1日 - 11月4日
- 第十次イゾンツォの戦い - 1917年3月12日 - 6月8日
- カポレットの戦い - 1917年10月24日 - 11月9日(第一二次イゾンツォの戦いとも言う)
関連項目
「Eleventh Battle of the Isonzo」の例文・使い方・用例・文例
- 米国のメキシコとメキシコ系のアメリカの共同体で1862年にプエブラのBattleのフランス人に対するメキシコの勝利を記念するのが観測される5月5日
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
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