Der teutschen Sprache Stammbaum und Fortwachs
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 04:27 UTC 版)
「カスパール・フォン・シュティーラー」の記事における「Der teutschen Sprache Stammbaum und Fortwachs」の解説
シュティーラーによるDer teutschen Sprache Stammbaum und Fortwachs(ドイツ語の系譜と繁栄)(1691年)は、それまでにない規模のドイツ語の辞書であり、今日でも注目に値するものである。「カスパール・シュティーラーの辞書は、現代の辞書学の始まりに位置している。これは、ドイツ語の語彙の包括的な記録の最初の試みであり、最初は主にラテン語の訳として辞書に取り入れられたのであった。」 辞書は、実りを結ぶ会の他の会員との緊密な調整のもとで誕生した。ドイツ標準語への発展はまだ完了しておらず、その会の文法家は、矛盾のない規則体系を定めることを主な課題と考えていた。シュティーラーも語彙に関して似たようなことを考えており、そのため各見出し語は文法的に定められた。名詞には性と複数形(不明瞭な場合は単数属格も)が記され、強変化動詞には基本形が記された。 シュティーラーには純粋主義があり、外来語においてはできる限りのドイツ語の語根を探している。シュティーラーは、Naturという言葉はドイツのUrに由来し、したがって「nach dem Ur(wesen)」(Urなるものに向かって)を意味すると主張している。明らかな語源であるラテン語naturaについては記述していない。 シュティーラーの関心は、特にドイツ語の造語法に向けられた。この際、造語の可能性を掘り進めている(例えば、動詞の語幹と接辞との組合せを、当時の文献にその用例がないにもかかわらず、見出し語に取り入れている)。この際にあげられている言葉の意味は、あまり体系的でない。
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