DVDのハリウッドプライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:06 UTC 版)
「ワーナー ブラザース ジャパン」の記事における「DVDのハリウッドプライス」の解説
ジェネオン エンタテインメント(旧パイオニアLDC)を販売元としてDVD販売においてハリウッドプライスという2000円台でのDVD販売がされてきた。本国アメリカにおけるDVDの販売方針転換に伴って、2005年4月以降に発売された商品に対しては2980円、あるいは3980円に区別されるようになったが、これに対しては値上げとなったため賛否両論が多い。これによる廉価版発売の際、今までに比べて値引率が高くなるようになり、場合によっては3980円の作品がいきなり690円、980円で販売されることがある。また、他の映画会社にある常時1500円程度で購入できる作品の導入も遅く、2008年4月に初めて発売された。ただし、TVドラマなどに関しては現在でも1枚2500円あたりの価格となっている。 その一方で他の映画会社が第3世代光ディスク(当時の「次世代DVD」)などとの兼ね合い上、リリースを削減しているUMD VIDEOを積極的に発売しており、最近では1500円と他のメーカーと比べても安い価格で販売されるようになった。また、Blu-ray DiscやHD DVDも発売当初は旧作に関しては3980円程度と、他のメーカーと比べて低価格で発売されていた。 長い間、販売面においてワーナーとは良好な関係を築き上げてきたジェネオン自身も、親会社である電通がユニバーサル・ピクチャーズの日本法人にジェネオンの全事業を譲渡・合併により「ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン」に変更される事となり、ワーナーにとっては映画・音楽分野においてライバルでもあるNBCユニバーサルの下で事業展開する事となった上、近年ではワーナー自身によるアニメおよび主題歌の製作・販売を積極的に行っているため、事業が完全に競合することとなっている。これまで通りの関係を継続するかどうかが注目されていたが、ジェネオン制作のアニメである『とある魔術の禁書目録』の劇場版の配給や主題歌・イメージソングを提供(作曲はジェネオン所属のfripSideの八木沼悟志が担当)し、さらにその後スピンオフである『とある科学の超電磁砲』のTVアニメ2期のエンディング曲を提供するなど、少なくとも会社間の関係は現在でも良好なまま維持している模様。 前述の通り、ワーナーとユニバーサルのソフト販売・流通事業の統合に伴う国際ライセンス契約締結により、2020年10月9日からジェネオンの後身でもあるNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンがワーナー作品のソフト流通を担当している。
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