DIGITAL J-WAVE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 00:31 UTC 版)
「J-WAVE」の記事における「DIGITAL J-WAVE」の解説
J-WAVEは、全国のコミュニティ放送局へ向けて、再送信サービス「DIGITAL J-WAVE」を実施している。放送線の経由でなく、J-WAVEと再送信希望局とのあいだで契約を締結したのち、既存の全国放送チャンネルを各局が受信し、受信音声を中継する形をとっており、2004年9月30日まではDIGITAL J-WAVE 505を、同チャンネル閉局以降はSOUND PLANETのJ-WAVEチャンネルを利用している。 J-WAVEの地上波放送区域である関東地方は基本的にサービスの対象外となっている(ただし隣接周波数の局が存在しJ-WAVEを聴取困難である前橋市・まえばしCITYエフエムはサービスを利用している)。また、隣接局がDIGITAL J-WAVEを導入し、かつ放送区域が重複している場合には契約できない場合もある。 同様のサービスを実施している事業者にミュージックバードのMUSIC BIRD for COMMUNITYがあり、放送局によっては両方の再送信を編成している。 J-WAVEのワイド番組には"J-WAVE HEADLINE NEWS"が組み込まれているが、導入局で"HEADLINE NEWS"が組み込まれている時間帯を含めてサイマル放送する場合、ニュースソースである共同通信社と別途契約する必要がある。 導入局についてはDIGITAL J-WAVE Square - AIR COVER CFN LISTおよび、コミュニティ放送局一覧の「J-WAVEを再送信している局」を参照。 地上波放送との編成の差異 CM差し替え - CM枠には別途CMフィラーをかぶせて送信している(フィラーBGMは何度か変更されている)。J-WAVEが首都圏をメインサービスとしている関係上、当該地域基準の広告を全国放送することができないため。ただし、首都圏向けの交通情報や天気予報はそのまま送信されている。 番組差し替え - 番組契約の関係上、スポーツ中継などが中継できない場合は、フィラーとしてオールジャンルの楽曲とJ-WAVEジングルを時間いっぱい繰り返す。 放送休止の有無 - 地上波では原則月曜1時00分 - 5時00分(番組表上の日曜深夜)は放送休止しているが、DIGITAL J-WAVEでは、当該枠でも実質裏送りの形で番組を放送し、平日並みの24時間放送を維持している。 インターネットサイマル配信との関係 「MUSIC BIRD for COMMUNITY」が2011年10月以降JCBAインターネットサイマルラジオなどで同時配信を解禁した反面、J-WAVEはインターネット上の再送信を依然不可とし、対応が分かれた。このため、深夜枠の編成を中心に、音楽放送にした例、再送信対象を前者に切り替えた例、J-WAVE再送信の時間帯をサイマル送信の対象外とした例、地上波とネットサイマルで別々の再送信をおこなった例などがあった。 2020年6月以降、DIGITAL J-WAVEのネットサイマルが解禁され、各局が順次、地上波と同内容のサイマル配信に切り替えている。
※この「DIGITAL J-WAVE」の解説は、「J-WAVE」の解説の一部です。
「DIGITAL J-WAVE」を含む「J-WAVE」の記事については、「J-WAVE」の概要を参照ください。
- DIGITAL J-WAVEのページへのリンク