Computer Typesetting System
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Computer Typesetting System(CTS、Computerized Typesetting System[1]、コンピュータ組版ともいう)とは、コンピュータを使用した組版システムのことを言う。組版システムをコンピュータ化するには、コンピュータで文字を扱うための文字コード規格が前提となり、システムとしては文字コードを入力・編集・処理する機能、レイアウトを指定する機能、版下を出力する機能の3要素が揃う必要がある。汎用コンピュータを組版に初めて使ったのはフランスのGeorges P. Bafourらで1954年に特許を申請している。米国では1960年代初頭からM.I.T.などで研究が始まった[2]。
- ^ a b 大泊勝 1978, p. 1082.
- ^ Donald E. Knuth and Michael F. Plass 1981, p. 1172.
- ^ 中西秀彦 2011, p. 25.
- ^ “活字組版のCTS化-印刷100年の変革”. 日本印刷技術協会. 2017年10月5日閲覧。
- ^ 島袋徹 1992, p. 440.
- ^ 浜谷卓美 1993, p. 1072.
- ^ 浜谷卓美 1993, p. 1075.
- ^ 中西秀彦 2011, p. 26.
- ^ Robert Bringhurst 2016, p. 197.
- ^ 島袋徹・高司誠喜 1992, p. 522.
- ^ “マークアップとは”. 日本電子出版協会. 2019年1月15日閲覧。
- ^ Donald E. Knuth and Michael F. Plass 1981, p. 1135.
- ^ 小野澤賢三 1995.
- 1 Computer Typesetting Systemとは
- 2 Computer Typesetting Systemの概要
- 3 コンピュータ組版と職人の技
Computer Typesetting System(CTS)
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「電算写植」の記事における「Computer Typesetting System(CTS)」の解説
「Computer Typesetting System」も参照 写研やモリサワなどの写植機メーカーが開発して各社に販売した電算写植機とは別に、日本の大手印刷会社や新聞社などでは自社向けに自力で開発した専用の電算写植システムも存在する。これは「Computer Typesetting System」(CTS)と呼ばれる。1960年代から2000年代にかけて使われた。 NELSON(New Editing & Layout System Of Newspaper、ネルソン)は、朝日新聞社とIBMが共同開発した電算写植システムである。1980年に稼働し、2005年まで使われた。新聞製作に特化したシステムで、インターネットに記事が流用できないなど問題があり、またメインフレーム上に構築されているので維持費がかかったため、2005年にはオープンサーバー上に構築された「メディア系システム」に置き換えられた。 日経新聞社のANNECSも朝日新聞社のものと同時期にIBMが開発した。 凸版印刷は、1968年に電算写植システム「Computer Typesetting System」(CTS)を富士通と共同開発した。2006年に電算時代の編集組版ソフトウェアのコマンドをXMLベースで置き換え、Adobe InDesignのプラグインとして提供する「次世代CTS」となった。
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