コンピュータ組版と職人の技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/01 03:54 UTC 版)
「Computer Typesetting System」の記事における「コンピュータ組版と職人の技」の解説
コンピュータ組版では改行位置の決定などの低レベルなレイアウトはプログラムで自動的に行う。これによって作業の効率と品質の均一化を保つことができる。改行位置は意味を加味して決定する場所がある。こうしたとき必ずしもコンピュータ組版で品質が上がっていると言えない。例えば、英文であるがMonotypeを使って手動で組まれた1960年版のACM Journalと、当時商用で最高といわれた数式組版システムで組まれた1980年版のACM Journalの先頭1000行を比較すると、1960年版は改行位置が良くないのが13カ所、1980年版は同55カ所であった。 コンピュータ組版の品質を上げるには組版規則を標準化してプログラムに組み込む必要がある。日本ではJIS X 4051が策定された。
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