Case of Tomoe(2巻)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/15 15:42 UTC 版)
「カッティング (小説)」の記事における「Case of Tomoe(2巻)」の解説
幼少の折、母・巴を交通事故で亡くした紅条ケイイチロウは事故を契機に父親から疎まれ、伯父・光瀬宗一郎に引き取られて育てられた。
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Case of Tomoe
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「カッティング (小説)」の記事における「Case of Tomoe」の解説
紅条 ケイイチロウ(くじょう - ) トモエ編の主人公。カズヤより1学年上で、別の県立高校に通っている。幼少の折に母・巴が自分をかばって交通事故死して以降、父・宗次郎から疎まれたため伯父・光瀬宗一郎に引き取られる。そうした生い立ちが理由となって常々「自分には何の価値も無い」と言い聞かせながら日々を過ごしている。 紅条 トモエ(くじょう - ) ケイイチロウが光瀬家へ引き取られた後、ケイイチロウの実父・宗次郎の養女となった少女。ケイイチロウやその母・巴と同じ色の瞳をしている。 宗次郎の病死後、一時的に光瀬家へ預けられることになるがケイイチロウに対して原因不明の敵愾心を剥き出しにする。 その正体は宗次郎が汎生体研究所に依頼して事故死したケイイチロウの母・巴のクローンであるが、巴は「B.R.A.I.N.complex」被験者ではなかったため、トモエ自身は巴の記憶を共有していない。巴の完全な再生を望む宗次郎はトモエに巴の生涯を追体験させることでトモエに巴の記憶を上書きしようとするのだが、トモエ自身は宗次郎の肉体的・精神的拘束に苦痛を感じ、荒れた中学時代を過ごしていた。 光瀬 宗一郎(みつせ そういちろう) ケイイチロウの伯父で、元新聞記者。地方有数の資産家・紅条家の長男であるが、家督継承権を放棄し妻・美都(みやこ)と結婚した際に光瀬家の婿養子となる。死の床に伏した宗次郎の頼みで一時的にトモエを引き取るが――。 紅条 宗次郎(くじょう そうじろう) ケイイチロウの実父で、光瀬宗一郎の弟。兄の出奔で家督を継いだものの妻・巴を交通事故で失った後にケイイチロウを突き放すようになり、ケイイチロウは光瀬家へ引き取られた。その後、トモエを養女として迎え入れるが病魔に冒され死の床で兄・宗一郎に引き取り手が見つかるまでとの条件でトモエを託す。 汎生体研究所に依頼し、事故死した巴のクローン体であるトモエを作らせた張本人。トモエに巴の生涯を追体験させ、記憶を上書きさせることを試みる一方で自身もクローン体として若い頃の肉体を取り戻し、ケイイチロウの前に現れる。
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