クサネム
くさねむ (草合歓)



●わが国の各地をはじめ、ユーラシア大陸からアフリカ、オーストラリアの暖帯から熱帯地域に広く分布しています。水田や河岸などの湿地に生え、高さは50~100センチになります。葉は偶数羽状複葉で、線状長楕円形の小葉が20~30対つきます。7月から10月ごろ、葉腋から花序をだし、淡黄色の蝶形花を咲かせます。「ネムノキ」と同じように、暗くなると小葉を閉じます。
●マメ科クサネム属の一年草で、学名は Aeschynomene indica。英名は Indian jointvetch。
カスタノスペルムム: | ブラックビーン |
キノメトラ: | ナムナムの木 |
ギムノクラドゥス: | ギムノクラドゥス・ディオイクス |
クサネム: | 草合歓 |
クズ: | 葛 |
クララ: | テキサスマウンテンローレル 枝垂れ槐 |
沙苑蒺黎
草合歓
クサネム
(Aeschynomene indica から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 15:15 UTC 版)
クサネム | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Aeschynomene indica L. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
クサネム(草合歓) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
indian jointvetch |
クサネム(草合歓、学名: Aeschynomene indica[1])は、マメ科クサネム属の1年草。水田などに生える雑草。
分布
アジア、オーストラリア、アフリカに分布する。日本では北海道から九州までの全国に広くみられる。
特徴
草丈は50-100cmほどで、水田や河川敷などに生育する[2]。葉は羽状複葉で、和名も葉がネムノキに似ていることに由来する[2]。7-10月に薄黄色の蝶形花を咲かせる[2]。
キタキチョウの幼虫の食草となっているため、成虫の姿もよく見られる。
水田に生育し種子の大きさや形状が籾と似ているため、稲作において機械による収穫を行う場合には、選別しきれずに混入し品質を低下させる雑草害を引き起こすことがある[3]。
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種子
脚注
参考文献
- 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年、289頁。ISBN 4-635-07001-8。
- 内山りゅう『田んぼの生き物図鑑』山と溪谷社〈ヤマケイ情報箱〉、2005年、254頁。 ISBN 4-635-06259-7。
- 岩槻秀明『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』秀和システム、2006年11月5日。 ISBN 4-7980-1485-0。
関連項目
外部リンク
- "Aeschynomene indica L." (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2011年8月12日閲覧。 (英語)
- "Aeschynomene indica". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語). (英語)
- "Aeschynomene indica L." - Encyclopedia of Life (英語)
- 波田善夫. “クサネム”. 植物雑学事典. 岡山理科大学. 2011年8月14日閲覧。
- いがりまさし. “クサネム”. 植物図鑑・撮れたてドットコム. 2011年8月14日閲覧。
- 財団法人 日本植物調節剤研究協会. “最近水田で問題になってきた雑草”. 最近の話題から. 2011年8月14日閲覧。
- Aeschynomene indicaのページへのリンク