AFCチャンピオンズリーグ秋春制移行との関連性
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「Jリーグ秋春制」の記事における「AFCチャンピオンズリーグ秋春制移行との関連性」の解説
アジアサッカー連盟(AFC)は2022年2月、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)を2023-24シーズン以後秋~春制に移行することを正式に発表した。これまでACLはJリーグと同じ春~秋制で、準決勝までは極東・東南アジアを中心とした東ブロックと、中近東・南アジアを主とした西ブロックの2つに分かれて対戦を行う。しかし、多くの国内リーグ戦では、東ブロックは春~秋制、西ブロックは秋~春制と開催時期のずれが問題となっていた。 このため、AFCは「アジアのトップクラブは、移籍期間を同期化することで、世界のシーズンに合わせて質の高い選手や、コーチと契約する機会を改善し、代表チームとの試合のバランスを保ち、年間のクラブの試合をより均一に配分かすることができる」として、秋~春制への移行を決めたとしている。 これに関して、Jリーグでも秋~春制移行をめぐる動きが再活発になっている。サッカー日本代表監督・森保一は「欧州とACLのシーズンが同時期に行われるのは、日本のシーズンにも影響されることがあるが、すごく良いことと思います。現状は日本国内とヨーロッパの選手が戦うシーズンが異なるため、同じ(時期)になれば、選手たち野コンディションの把握や、コンディション・チーム作りなど、監督の仕事においては非常にありがたい」「国内組は、オフ明けで試合をしなければならないし、ウィンターブレークがあったにしても、海外組はシーズン中で非常にいい状態にありました。そうしたコンディションのばらつきを調整するのには非常に難しいところがあったので、チーム作りのマネージメントを考えれば、秋~春制がアジア全体につながっていけばいいかなと思います」としている。 一方でJリーグは、豪雪地域の本拠地とするクラブもあるため、そのクラブの本拠地開催などの問題も課題となっているため、Jリーグチェアマンの野々村芳和は、「雪国では12・1・2月にそれぞれのクラブの作品が見せられない・表現できないというのは、変えていけるのではあれば変えていかなければならないのではないか」として、ACLのそれと合わせる形での秋~春制移行に対して柔軟な姿勢を示している。
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