7路線で運行開始
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横浜市営バスの設立の発端は1923年(大正12年)の関東大震災発生であった。横浜市電気局(現:横浜市交通局)は市電の壊滅的な被害からの復旧に追われ、震災により郊外へ移っていった市民の新たな交通需要に対応することができなかった。1927年(昭和2年)には市に隣接する2町7村が横浜市に編入され、ますます急拡大した市域の足を確保する必要があった。そこで電気局は、市電の補助機関として路線バスの運営に乗り出すこととなった。 1928年(昭和3年)4月18日に電気局からバス事業開始についての議案が市会に提出され、市会はこれを原案通り採決した。昭和天皇の即位大礼式が行われるのにあやかり、市営バスは1928年(昭和3年)11月10日、右記の7路線で運行を開始した。 路線の総延長は30.2km、料金は1区間7銭、運転手・車掌合わせて140人、30台体制にて運行開始。一日の利用数は約1万人弱であった。 運行開始時の車両は、現在とほぼ同じクリーム色に青帯塗装の14人乗りフォードA型バスで、女子車掌が添乗していた。 1928年11月10日の開業当初の路線路線名運行区間井土ヶ谷線 神奈川 - 横浜駅前 - 桜木町駅前 - 阪東橋 - 井土ヶ谷 保土ケ谷線 桜木町駅前 - 平沼町2丁目 - 浅間町 - 保土ケ谷駅前 - 保土ケ谷橋 小港線 桜木町駅前 - 万国橋 - 桟橋 - 山下橋 - 小港橋 - 小港 根岸線 桜木町駅前 - 市役所前 - 亀ノ橋 - 地蔵坂上 - 山元町 - 滝ノ下 間門線 磯子 - 八幡橋 - 滝ノ下 - 間門 三ツ沢線 神奈川 - 青木橋 - 反町東横電車前 - 三ツ沢 日野線 弘明寺 - 上大岡 - 吉原 - 日野
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