3R車(ローカル線区用)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 11:34 UTC 版)
「東武8000系電車」の記事における「3R車(ローカル線区用)」の解説
修繕工事の際、支線向けに8R車からサハ8900形2両を抜いた残りの車両を3両編成2本に改造し、ワンマン運転対応機器を装備したもので、2005年(平成17年)に登場した。この際に形式称号が変更され、元の車両の連結位置によって800系と850系に分けて系列・形式が付与された。編成のMT比は2:1構成で、電動車比率は高くなっているが、車両性能は在来車両に合わせられ、起動加速度は他車の2.23 km/h/sに対して2.5 km/h/sとされている。 改造された編成は、2005年(平成17年)7月5日から暫定的に800系+850系の6両編成を組み、本線系統で運用された。そして、翌2006年(平成18年)3月18日のダイヤ改正から伊勢崎線の太田 - 伊勢崎間と佐野線での運用を開始し、老朽化していた1800系通勤転用車や吊り掛け駆動車の5050系を置き換えた。また、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正で伊勢崎線館林 - 太田間においても日中の時間帯を中心に、2020年(令和2年)6月6日のダイヤ改正からは全列車でワンマン化が行われ、使用されている。 編成(浅草側から)800系:クハ800-1+モハ800-2+モハ800-3 850系:モハ850-1+モハ850-2+クハ850-3 モハ800-2とモハ850-1は元モハ8200形で、パンタグラフを2基搭載する。 800系(2012年1月2日 県駅付近) 850系(2020年6月27日 太田駅)
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