3 戦後の日本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 23:37 UTC 版)
「ライシャワーの日本史」の記事における「3 戦後の日本」の解説
アメリカの占領 アメリカの間接統治。イギリス議会政治型の新憲法。東西冷戦。アメリカ依存の独立。 アメリカは(中略)「大正デモクラシー」の時代に不完全ながらも育成したイギリス型の議会政治制度を生かして改革をはかることにしたが、これはまことに賢明な策であった。 国家の存続 民主主義をめぐって、保守派と革新派の抗争。1955年に自民党と社会党の2大政党体制。 民主主義こそ全国民が結束できる思想であり、それはまた、アメリカが唱導する目標でもあった。だが、いったい民主主義とは何かという定義となると、国内のさまざまなグループのあいだで意見は大きく食い違い、互いに不信感をつのらせていた。 戦後の達成 経済復興と種々の要因。都市化と大衆社会。60年安保改定騒動。 (安保改定に反対して)6月に入ると、抗議の群集は数十万人にふくれあがった(中略) しかし、いったん6月19日に新安保の批准が自然承認されてしまうと、その大々的な騒乱も潮が引くようにたちまち静まった。 懐疑の10年 ベトナム戦争。アメリカ批判のなかで沖縄返還。外国との貿易摩擦。ひたむきな工業成長から社会サービスと環境保全へ。 世界のなかの役割 日本は、おそらく世界で最も安定した健全な大国として80年代を迎えた。 以下の文で終わる。 この先どのようなことが起こるのか、誰にもわからなかったが、これらの課題を無事に克服できるか否かは、日本人自身がこれから果たしうる役割に負うところが大きかった。その役割とはどのようなものなのか、それは、いまもなお答えの出ていない問題なのである。
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