2020年沖縄県議会議員選挙
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「オール沖縄」の記事における「2020年沖縄県議会議員選挙」の解説
詳細は「2020年沖縄県議会議員選挙」を参照 2020年6月7日投開票の第13回沖縄県議会議員一般選挙は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため各党・候補者らが選挙活動を大幅に自粛する異例の選挙となった。投開票の結果、県政与党が改選前の26から1議席減の25議席と伸び悩んだものの過半数を維持した。県政野党では、自民は4議席増の17議席を獲得したものの、公明がコロナ対策のため公認2人の擁立を取り止めたことも響き、野党・中立合わせても23議席にとどまった。選挙後、玉城デニー知事は「私の県政運営に一定の評価を頂いたが、予想していたよりも厳しい結果だ」と語った。 6月30日に県議会の議長選挙が行われ、会派「沖縄・平和」(社民党・沖縄社大党など)、「てぃーだネット」(立憲や無所属など)、共産の3会派は社民党の崎山嗣幸を推したが、自民・公明などが推す県政与党の会派「おきなわ」所属の赤嶺昇に敗れた。会派「おきなわ」は県政与党であるが、「オール沖縄」勢力が県議選で主導した候補者調整や支援のあり方に不満が強いとされ、赤嶺は議長就任後、県政野党との事前の調整を否定したうえで「与党というスタンスは変わっていないが、他の与党会派との信頼関係が今はない」と述べた。 2021年2月の浦添市長選では、オール沖縄勢力の分断を図るべく、菅義偉内閣総理大臣自ら会派「おきなわ」の赤嶺に電話で現職の松本哲治への支援を要請。赤嶺はこの選挙では態度を明確にせず、動かなかったが、玉城が翁長前知事も容認していた那覇軍港の浦添移設に反対する候補の応援に入ったことに反発。玉城の応援入りから2日後の2月5日、会派おきなわは4月に予定されるうるま市長選挙で自公などが推す中村正人の推薦を決定した。赤嶺はうるま市長選では中村の応援に入り、「玉城県政のコロナ対策は失敗でございます。沖縄の経済、いまの沖縄の状況は人災ではないかと思います」と述べるなど、玉城県政の新型コロナウイルス対策批判を展開するなどし、選挙では中村が当選した。 2021年2月14日には、立憲民主党への合流を巡り社民党県連が分裂。党員164人中、立憲への合流者を含め96人が14日付で離党した。県議会では仲村未央と崎山が立憲に合流し、照屋大河と上里善清が社民に残留した。 5月31日、沖縄県議会で「沖縄・平和」と「てぃーだネット」に分かれて所属していた立憲民主党所属議員4人が新会派「立憲おきなわ」の結成届を提出した。「沖縄・平和」と「てぃーだネット」は合併し「てぃーだ平和ネット」に改称、また両会派から離脱した議員が会派「南風(ぱいかじ)」を結成した。
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