1981年~現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 20:44 UTC 版)
「第31戦闘攻撃飛行隊 (アメリカ海軍)」の記事における「1981年~現在」の解説
VF-31は1981年6月4日にF-14トムキャットへ機種転換し、同時にTARPSの運用を開始した。1983年にジョン・F・ケネディに搭載されて行った地中海クルーズではレバノンの国際連合レバノン暫定駐留軍支援のため、レバノン、シリアのTARPS偵察を何度か行った。同年12月3日の偵察飛行では、ベッカー高原に設置されたシリア軍の対空陣地から対空砲及びSA-7地対空ミサイルから攻撃を受けたが、どちらも命中せず、F-14は無事に帰還した。これに対する報復としてジョン・F・ケネディのVF-11(英語版)とVF-31、インディペンデンスのVF-14(英語版)とVF-32(英語版)の護衛により、VA-85(英語版)とVA-15(英語版)がSAMサイトを攻撃し、A-6イントルーダとA-7コルセアII各1機を失い、墜落機の捜索に出たA-7も対空砲で1機撃墜されている。なお、VF-31はこの地中海クルーズ中に2機のF-14を非戦闘中の事故で失い、乗員2名が犠牲となっている。1985年4月から母艦をフォレスタルに変更し、VF-11とコンビを組んでいる。1992年から1997年まで一時的に太平洋艦隊に配属され、カール・ヴィンソンに搭載された。同時に機体がF-14Dへ更新され、LANTIRNの運用を開始している。その後は大西洋艦隊に戻り、エイブラハム・リンカーンに搭載されてサザン・ウォッチ作戦、イラク戦争に従事し、イラク戦争ではVF-213とともに1,163回、計6,876時間にわたって作戦行動を行い、計9,500ポンドの爆弾を投下している。 VF-31は2005年9月から2006年3月にかけて、VF-213とともにセオドア・ルーズベルトに搭載された。同年3月10日までF-14を運用し、同年9月23日からF/A-18E スーパーホーネットへ機種転換してVFA-31となった。
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