1967年以前のBMT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/02 17:14 UTC 版)
「ニューヨーク市地下鉄Bディビジョン」の記事における「1967年以前のBMT」の解説
Bディビジョンの両社は1940年以前の競争状態から解放されても未だに互いの路線を結ぶ線路を持っておらず、一応はニューヨーク市による合併により同じ会社となっていたが事実上他社と言っても差し支えが無いような状態であった。そのような状態を脱するために1954年にカルバーランプが、翌1955年に60丁目トンネル連絡線が開通しようやく両社は互いの路線へと直通することが可能となった。 これらの直通開始の前、1924年にBMTの系統名の割り当てが行われており、こちらは数字が割り当てられた。しかし、1967年のクリスティー・ストリート連絡線の開通のため直通する両社の系統がアルファベットと数字と違っていては直通列車の設定時や乗客の案内に支障が出ると判断したニューヨーク市はBMT側の系統名を数字からアルファベットへと変更した。数字・アルファベット時の全ての系統は以下の通りである。 旧名新名系統名1 Q マンハッタン橋経由ブライトン急行(平日のみ) QB マンハッタン橋経由ブライトン普通(平日のみ) QT モンタギュー・ストリート・トンネル経由ブライトン普通(上記以外の時間帯) QJ モンタギュー・ストリート・トンネル経由ブライトン・ナッソー環状(ラッシュ時特別列車) 2 RR モンタギュー・ストリート・トンネル経由4番街普通(終日) RJ マンハッタン橋経由4番街-ナッソー環状(ラッシュ時特別列車) 3 T マンハッタン橋経由ウエスト・エンド急行(平日ラッシュ時および土曜日のみ) TT モンタギュー・ストリート・トンネル経由ウエスト・エンド普通(平日のみ・その他時間帯はブルックリン区内でのシャトル運行) 4 N マンハッタン橋経由シー・ビーチ急行(終日) 5 N/A カルバー・シャトル(終日) 6 N/A 5番街-ベイリッジ線(1940年廃止) 7 SS フランクリン・アベニュー線(終日) 8 N/A アストリア線(終日) 9 N/A フラッシング線(1949年にIRTへ引き継ぎ) 10 M マートル急行(平日ラッシュ時のみ) 11 MJ マートル普通(終日) 12 N/A レキシントン・アベニュー線(1950年廃止) 13 N/A フルトン・ストリート線(ブルックリン区内の区間は1940年および1956年に廃止、クイーンズ区内の区間はINDフルトン・ストリート線となる) 14 KK ブロードウェイ・ブルックリン普通(平日ラッシュ時のみ) 15 J ジャマイカ急行(平日ラッシュ時) JJ ジャマイカ普通(平日ラッシュ時を除く終日) 16 L 14丁目急行(設定のみで運行は無し) LL 14丁目普通(終日) 1967年にカルバーシャトルとフランクリン・アベニュー・シャトルはシャトルの標準的な表記である"SS"系統となりマートル普通(マートル (ジェイ)、1969年廃止)には"MJ"の系統名が与えられた。
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