1959形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/09 04:51 UTC 版)
「ロンドン地下鉄1959形電車」の記事における「1959形電車」の解説
1956形電車の運用実績が好調なことを受け、量産車である1959形電車4両+3両76編成がメトロキャメルに発注された。細部に変更はあるものの、基本仕様は1956形電車と同一である。1938形15編成、1956形3編成と併せた94編成でピカデリー線の全旧型車を置き換える計画だったが、ロンドン東部地域の鉄道路線電化によりセントラル線の乗客急増が予想されたため、最後の57編成は中間電動車1両を追加した4両+4両の8両編成でセントラル線用に投入された。セントラル線用の57編成は1962年以降1962形電車に置き換えられ、各編成中7両は予定されていた通り1964年までにピカデリー線に転属し、編成からはずされた中間電動車は1962形に組み込まれた。ピカデリー線のヒースロー空港への延伸に伴い全車両を新製される1973形電車に置き換えることとなり、1956形と1959形は1975年から1979年にかけて全車がノーザン線に移動、同線の1972形電車2次車全車をベーカールー線、ジュビリー線に転属させ、ノーザン線の1938形電車を廃車した。1985年から1989年にかけ、輸送需要の変化に応じて数編成がベーカールー線で運用された。1998年6月12日から1995形電車への置き換えが始まり、2000年1月27日に最後の編成が営業運転から外れ、全車廃車された。
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