12種類の鳴き声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/15 14:52 UTC 版)
名称説明姿勢備考フープwhoop 2-3秒ごとと間隔を隔て、2-10秒ずつ、6-9(時には15)回発声する。低いピッチで始まり、徐々に大きな声となる。5kmほど先でも届く。 立った状態で、口を少し開け、頭を下げる姿勢で発声する。 オスメスの別や、単独・グループなどの区別はなく、あらゆる個体が使用する。また、何らかの外部要因には因らずに発声する。 ファスト・フープfast whoop フープより、より短く高いピッチで発声する。 尾と耳を水平にする。また、発生している間、頻繁に屈む。 多くの場合、ライオンや他のハイエナと対峙している時、攻撃の前に発生する。 グラントgrunt 非常に低音域の唸り声。数秒間持続する。 口を閉じ、跳びかかる直前のような姿勢で発声する。 別のハイエナを追い払ったり、追いかけたりする際に使用する。 グローンgroan グラントなどに似ているが、より高いピッチで、「オーー」と鳴く。 他の個体とコミュニケーションをとっている時に使用する。 ロウlow 「オーー」という声を、数秒間持続させる。 口をわずかに開き、頭を真っ直ぐ水平にする。 ファスト・フープに似ている。しかし、攻撃時に発声することは少ない。 ギグルgiggle 「ヒー、ヒー、ヒー」という、甲高い大きな声を5秒未満、発声する。 逃げながら、口を僅かに開いて発声する。 攻撃をかわす時に使用する。 エールyell 大きな声を数秒間、持続させる。 ギグルと同時に使用する。 ギグルと同様。また、敵に囲まれたときにも使用。※yellの本来の発音は「イェル」。日本語「エール」の意味ではなく、「叫ぶ」意。 グロウルgrowl 「アー」または「オー」という低く、大きな声で発声する。数秒間、持続させる。 身を守る姿勢 攻撃を受けた時、または反撃をする際に使用。※growlの本来の発音は「グラウル」。 ソフト・グラント・ラフsoft grunt-laugh 低く柔らかな声を、スタッカートのように連続して数秒、続ける。 口は閉じる。尾を水平、または高く上げる。逃走時の姿勢。耳は垂れる。 大きな獲物を襲う時、またはライオンなどの敵から逃げる際に使用。 ラウド・グラント・ラフloud grunt-laugh さほど大きくない、人の笑い声のような声。数分間続ける場合もある。 ソフト・グラント・ラフと同様、口は閉じる。尾を高く上げ、耳は垂れる。 ライオンや、他のハイエナと出会った時に使用。 ワインwhine 大きく甲高い「エーー」という声 口を小さく開き、頭と尾は下げる。 幼獣が、授乳の際に母親を呼ぶ時に使用。また、獲物の横取りを阻止する時に使用。 ソフト・スクイールsoft squeal ワインより柔らかい声。 口を軽く開け、耳は垂れる。牙を剥き出しにする。 長く分かれていた、かつての群れの仲間を出会った時に使用。大人や子供の別は関係なく使用する。
※この「12種類の鳴き声」の解説は、「ブチハイエナ」の解説の一部です。
「12種類の鳴き声」を含む「ブチハイエナ」の記事については、「ブチハイエナ」の概要を参照ください。
- 12種類の鳴き声のページへのリンク