100 sとは? わかりやすく解説

100s

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/06 14:03 UTC 版)

100s
出身地 日本
ジャンル ロック
活動期間 2001年 - 2010年(活動休止状態)
レーベル
公式サイト www.100s.jp/
メンバー 中村一義ボーカルギター
池田貴史キーボード
町田昌弘ギター
小野眞一ギター
山口寛雄ベース
玉田豊夢ドラム
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100s [Hyaku-Shiki](ひゃくしき)は、シンガーソングライター中村一義を中心とした日本ロックバンド[1][2]

概要

様々な音楽経歴を持つ中村一義 (Vo.)、池田貴史 (Key.)、町田昌弘 (Gtr.)、小野眞一 (Gtr.)、山口寛雄 (Bs.)、玉田豊夢 (Drs./バンマス)の6人からなるバンド[1][3]。2001年夏、中村のフェス出演にあたって集まったバックバンドのメンバーと中村が意気投合してバンド活動へと発展[2]。2002年に同メンバーでレコーディングを行った中村のソロ名義のシングル3枚とアルバム1枚(タイトルは『100s[注 1])をリリースした後にバンド名を「100s」に決定し、2004年より正式な活動をスタートさせた[4]

バンド名は、TVアニメ機動戦士Ζガンダム』に登場するモビルスーツ百式 (ひゃくしき)」に由来する[3]

メンバーの内、町田・玉田・山口の3人は音楽専門学校の同級生、中村と池田は自宅(当時)が近所であった。

その後、メンバー各自が多忙になったために集まることが難しくなり、2010年以降は活動休止状態となっている[5]。 2025年現在、最後の活動は2012年12月21日開催の「20121221_-博愛博_2012-」となっている。

メンバー

  • 中村一義 (なかむら かずよし、1975年2月18日 - )
    • ボーカルギター担当。ほとんどの楽曲を作詞・作曲している。ニックネームは中村くん、一義、ナカカズなど。
    • 1997年にデビューしたシンガーソングライター。独特の発語感を持ちそのボーカリゼーションは日本語英語とも言われている。
    • 結成当初はライブではギターを弾いていたが、完全に100s名義になってからはボーカルに専念している。
    • 100sの活動休止後はソロ活動を再開。新たなバンド「海賊」を結成する。
  • 池田貴史 (いけだ たかふみ、1974年2月15日 - )
    • キーボード担当。ニックネームは池ちゃん。
    • 1997年にSUPER BUTTER DOGのメンバーとしてデビュー。2007年からは「レキシ」としても活動している。
    • 2000年、中村一義の3rdアルバム『ERA』のレコーディングに参加。その他にも小谷美紗子などのサポートをしている。
    • 音楽プロデューサーとしての活動もしており、スネオヘアーなどのプロデュースを行っている。
    • バラエティ番組にも多数出演する。
  • 町田昌弘 (まちだ まさひろ、1975年11月6日 - )
    • ギター担当。ニックネームはまっちぃ。
    • 1999年、玉田と共に、自身がVo&Gtを務めるバンド「The Pretty Side Movie」を結成。2003年からは100sと並行してソロプロジェクト「キャスバル」をスタートさせたほか、山口、玉田とともに「kicca」のメンバーとしても活動。2007年からはソロ名義で活動開始。
    • 大森洋平THE STAND UP、WONDERS、北出菜奈ビアンコネロ岡野宏典などのプロデュースを行っている[注 2]
    • 2009年からはサポートミュージシャンとしてTHE BOOMのツアーに帯同、アルバムにも参加していた。
    • 100sの活動休止後は中村とのトーク&弾き語りツアー『まちなかオンリー!』を開催するほか、中村があらたに結成したバンド「海賊」にも参加。
  • 小野眞一 (おの しんいち、1974年1月28日 - )
    • ギター担当。ニックネームは小野ちゃん。
    • 2000年、「shortcut miffy!」のメンバーとしてデビューするが翌2001年に解散。その他、「tae」のギター、「フィッシュバスケット」のボーカル&ギターなどとしても活動する。
    • 「まんまる」のPVにおいて奇妙な着ぐるみを着させられておりライブもその着ぐるみを着て登場することがある。
  • 山口寛雄 (やまぐち ひろお、1976年3月30日 - )
  • 玉田豊夢 (たまだ とむ、1975年6月23日 - )

来歴

2001年夏、中村一義がロッキングオン主催の野外ロック・フェスティバルROCK IN JAPAN FESTIVAL 2001」に大トリとして出演[注 3]した際にバックバンドのメンバーと意気投合。そのライブで得たバンドマジックの実感とステージの高揚感をそのままスタジオに持ち込み、そのメンバーでレコーディングを始める[1]

2002年、前年にバンドメンバーでレコーディングした楽曲を「中村一義」名義のシングル「キャノンボール」としてリリース[1]。同じメンバーで続いて制作されたアルバム『100s』をはさみ、日本武道館大阪城ホール公演を含む全国ツアー「博愛博」「博愛博+」を開催[1]

2003年、「中村一義(100s)」として野外フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2003」、「HIGHER GROUND」に出演。

2004年、バンド「100s」として活動していくことを表明。1stシングル「A/やさしいライオン」、2ndシングル「Honeycom.ware/B.O.K」をリリース。年末には「COUNTDOWN JAPAN 04/05」に出演する。

2005年1月、1stアルバム「OZ」をリリースし、オリコン初登場10位を獲得。 同年、Zeppを中心としたライブハウスのみの全国ツアー「The Tour of OZ」「The Tour of OZ#」を行う[1]。また「SETSTOCK」、「FUJI ROCK FESTIVAL」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005」、「MONSTER baSH」などの野外フェスに出演する。ジョン・レノントリビュートアルバムHAPPY BIRTHDAY,JOHN』に参加する。

2006年、COUNTDOWN JAPAN 06/07に出演。

2007年、レーベルをFIVE D plusへ移籍。3rdシングル「希望」、4thシングル「ももとせ」、2ndアルバム『ALL!!!!!!』をリリース。アルバムはオリコン初登場9位を記録。 また全国ツアー「100s LIVE TOUR 2007 百来来!!!!!!」を敢行し、その最終特別公演として「今一度音志を洗濯したく候」を両国国技館にて行う。同年、「風とロックFES」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007」などの野外フェスにも出演。

2008年、COUNTDOWN JAPAN 08/09に出演。

2009年3月18日、約2年ぶりのリリースとなる5thシングル「そりゃそうだ」を発売。初の映画主題歌となる「ウルトラミラクルラブストーリー」のエンディングテーマのタイアップが決まる。5月27日には6thシングル「モノアイ/空い赤」、そして7月8日には3rdアルバム『世界のフラワーロード』をSHM-CD仕様でリリース。同年、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009」に出演。

ディスコグラフィ

中村一義名義

シングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
13th 2002年1月23日 キャノンボール CD TOCT-4353 東芝EMI
14th 2002年4月11日 セブンスター TOCT-4374
15th 2002年7月31日 新世界 TOCT-4393

アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
4th 2002年9月19日 100s (ヒャクエス) CD TOCT-24841 東芝EMI

100s名義

シングル

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
1st 2004年7月7日 A/やさしいライオン (エース/やさしいライオン) CD TOCT-4739 東芝EMI
2nd 2004年10月6日 Honeycom.ware/B.O.K (ハニコム・ウェア/ビー・オー・ケー) TOCT-4783
3rd 2007年2月14日 希望 VFCV-00007 FIVE D plus
4th 2007年4月18日 ももとせ CD+DVD
CD
VFCV-00008B
VFCV-00009
5th 2009年3月18日 そりゃそうだ VFCV-00036B
VFCV-00037
6th 2009年5月27日 モノアイ/空い赤 VFCV-00038B
VFCV-00039

アルバム

  発売日 タイトル 規格 規格品番 レーベル
1st 2005年1月13日 OZ (オズ) CD TOCT-25583 東芝EMI
2nd 2007年5月16日 ALL!!!!!! CD+DVD
CD
VFCV-00010B
VFCV-00011
FIVE D plus
3rd 2009年7月8日 世界のフラワーロード SHM-CD+DVD
SHM-CD
VFCV-00042B
VFCV-00043

DVD

  発売日 タイトル 規格 規格品番 収録曲 レーベル 備考
1st 2005年9月7日 10Oz. (テン・オンス) DVD TOBF-5395 東芝EMI オリコン最高66位
2nd 2007年12月26日 百来来!!!!!!-100s LIVE TOUR 2007- VFBV-00016 FIVE D plus オリコン最高158位
3rd 2006年2月19日 Ozlive!-The Tour of OZ 2005- VFBV-00018

参加作品

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2005年9月30日 HAPPY BIRTHDAY, JOHN TOCT-25899 オリコン最高42位、登場回数6回
2008年3月26日 Fantastic Plastic Machine『Sound Concierge "Japanese Lyric Dance"』 AVCD-23586 オリコン最高51位、登場回数6回
2010年8月4日 FPM『VERSUS. JAPANESE ROCK VS FPM SELECTED AND NON-STOP MIXED BY FPM』 AVCD-38079 オリコン最高95位、登場回数3回

ミュージックビデオ

監督 曲名
遠藤主任 A」「Honeycom.ware」「あの荒野に花束を」「なぁ、未来。」「ももとせ」「希望 from DVD「百未来!!!!!!-100s LIVE TOUR 2007-」(ONLY SSTV EDITION)」「扉の向こうに」
遠藤主任+TEXXXXXAS 「Q & A」
遠藤主任+豊田京太郎 希望
Yuji Endo 「Honeycom.ware from DVD「Ozlive!-The Tour of OZ 2005-」」
横浜聡子 そりゃそうだ」「モノアイ」「魔法を信じ続けているかい?

関連項目

  • 石野田奈津代 - バンド Kicca のボーカル。中村一義はじめ100sのメンバーが参加。

脚注

注釈

  1. ^ ちなみにメンバーの玉田と池田はその前作にあたる中村の3rdアルバム「ERA」にも参加している。
  2. ^ 北出菜奈の「挑発ガール」(KISS or KISS カップリング)を山口とともに作曲。
  3. ^ 本来は第1回となる前年開催の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2000」で大トリを務める予定だったが、台風の直撃を受け中止になってしまった。

出典

  1. ^ a b c d e f PROFILE”. 100s Official Web Site (2018年11月1日). 2019年6月15日閲覧。
  2. ^ a b 100sプロフィール”. 音楽出版社. TOWER RECORDS ONLINE (2012年7月30日). 2019年6月15日閲覧。
  3. ^ a b 100s (ヒャクシキ)”. Real Sound. 2014年8月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月16日閲覧。
  4. ^ 100s ヒャクシキの記事まとめ”. 音楽ナタリー. 2019年6月16日閲覧。
  5. ^ 『ダンス・ドント・ラン!緊急決起集会』2:岡本洋平(HHPMS)×中村一義”. Billboard JAPAN (2013年11月15日). 2019年6月16日閲覧。

外部リンク

  • 100s.jp - 公式ウェブサイト

100s

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町田昌弘」の記事における「100s」の解説

100sの項目を参照

※この「100s」の解説は、「町田昌弘」の解説の一部です。
「100s」を含む「町田昌弘」の記事については、「町田昌弘」の概要を参照ください。

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