1年生への禁止事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:14 UTC 版)
「PL学園中学校・高等学校」の記事における「1年生への禁止事項」の解説
清原が入学した1983年(昭和58年)当時、同野球部の1年生は生活において次のような規則を与えられたという。 寮への入所から高校の入学式までは「お客様」として扱われ、キャッチボールをする程度で気楽に過ごす。 入学式後、「教育係」の上級生から1年生の作法と義務を徹底的に指導される。 1年生が上級生からの言葉に対して回答していい言葉は「はい」と「いいえ」のみ。ただし「いいえ」が許されることはなく、実質的に「はい」のみ。上級生がわざと小さな声でぼそぼそと何かを告げることがある。1年生がそれを聞き取れずに「えっ?」などと聞き返すと、息が詰まるほどに胸を殴られる。 「付き人」制度があり、上級生が1年生を選んで自身の付き人とする。付き人は上級生に絶対服従で、毎日の洗濯や食事の世話、マッサージなどを行う。 1年生と上級生が相部屋で、その1年生は「部屋子」と呼ばれる。部屋子は室内では基本的に正座で過ごし続ける。上級生から飲み物を取るなどを命令されて立ち上がろうとすると足がしびれて転ぶほどである。その際に上級生から「おい、楽にしていいぞ」などと許可を与えられると、初めて体育座りに崩すことを許される。 1年生は入浴時に湯船に浸かることは許されず、シャワーで済ませる。風呂場の椅子を使うことも禁止で、片膝をついて体を洗う。シャンプーは禁止で、石鹸で頭を洗う。バスタオルは禁止で、手ぬぐいで体を拭く。 1年生は菓子類の摂食を禁止。テレビの視聴を禁止。新聞の閲覧を禁止。電話の利用を禁止。外部との連絡は手紙のみ。 1年生はニット生地のユニフォームを禁止で、綿のユニフォームを使う(寒く、硬い)。夏でも常に長袖の服を着なければならない。
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