0dB HLとは? わかりやすく解説

0dB HL(標準聴力閾値)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 16:10 UTC 版)

難聴」の記事における「0dB HL(標準聴力閾値)」の解説

難聴程度決めるにはオージオメータ(audiometer聴力計)によって純音聴力検査をしなければならない。 オージオメータとは、被検者に、電気的に発生した検査音を減衰器通して与え、被検者自身認知応答によって、聴覚機能検査する装置であり、JIS T 1201(オージオメータ)に規定されている。検査音を与え方法指定された気導受話器イヤホン)で被検耳の外耳適切に圧着されなければならない最初に 0dB を決めたのは、1951年米国徴兵検査の折に18歳若者行なわれた。この値がしばらくの間 0dBとして採用されていたが、その後英国でも検討されたが10dBほど小さい値になり混乱していたので、0dB の再検討世界的に行なわれるようになった日本オージオロジー学会でも 0dB 委員会作られ検討された。最終的に ISO 規格世界合わせるになった当時暫定的にそれぞれの周波数で10dBを加える事で対応したJIS T 1201-1982 には財団法人機械電子検査協会保有しているイヤホンISO NBS 9-Aカプラ (6cc) で規定されている基準最小可聴値もたらすカプラ音圧レベル4種類国産受話器に対して示されている。ここで注意する点は何れも工業規格であり、オージオメータの製造販売規格である。従って、一人一人違ったヒト外耳に気導受話器使用して聴力検査をすると言う現実とは無関係である。例えば、圧着程度少ないと僅かな隙間から低音域の低下発生するし、防音室程度により閾値10 - 15dB の測定誤差生ずる。これは全ての聴覚検査生ず現実である。

※この「0dB HL(標準聴力閾値)」の解説は、「難聴」の解説の一部です。
「0dB HL(標準聴力閾値)」を含む「難聴」の記事については、「難聴」の概要を参照ください。

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