福太夫【フクダユウ】(果樹)
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登録番号 | 第12985号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | うめ | |
登録品種の名称及びその読み | 福太夫 よみ:フクダユウ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福井県 | |
品種登録者の住所 | 福井県福井市大手三丁目17番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 宮原継男、渡辺毅、冬廣吉朗、上中昭博、山本仁、高野隆志、中川文雄、猿橋由恵、田辺賢治、正木伸武、川久保幸雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「新平太夫」に「織姫」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、大きさが中の育成地では6月中旬に成熟するやや早生種である。樹姿は開張、樹の大きさはやや大、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、色は紅緑である。葉身の形は楕円、葉の大きさは中、幼葉の色は淡紅緑である。花形は一重、花の大きさはやや小、花弁の大きさは中、色は白、数は5枚、花粉の多少は中、がくの色は紅である。果実の外観は円、果頂部の形は平、凹みは無、梗あの深さは中、広さはやや広、赤道部縫合線の深さは浅、扁肉果の多少は少、果実の大きさは中、果皮の地色は濃緑、着色は微、濃さは淡、形は陽光面である。果肉の色は淡緑、厚さは中、核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは中、色はやや淡褐である。成熟期はやや早で育成地においては6月中旬、結果量はやや多、果実の着色の難易は難、生理落果の多少は中である。「新平太夫」と比較して、果実の外観が円であること、成熟期が早いこと等で、「織姫」と比較して、果実及び核が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和50年代後半に福井県園芸試験場(三方郡美浜町)において、「新平太夫」に「織姫」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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