麻原からの虐待
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:50 UTC 版)
非常に信心深く、修行に際しては同じ行を繰り返し行うことで知られていたことがワイドショーに出演した元信者の告白などで語られている。ワイドショーでは水中クンバカの行を行い、5分30秒も水中で結跏趺坐を組み続ける姿も放映された。しかし麻原から返ってきた言葉は「何を怖がってんだよ」だった。 手記によると、19歳のとき女性信者が部屋に入ってきて求愛され恋愛行為を行ってしまい、罰として女性信者とともに8月の炎天下に独房コンテナ内での4日間の断水断食を命じられ死にかける。なお、井上は性欲の破戒をしたことは認めつつも童貞であると主張。その後、断水断食から帰った井上の目の前で麻原はメロンを何個も食べていたという。 交際女性を麻原に強姦されたこともある。 20歳のとき(1990年)には突然ステージを下げられたうえに修行を命じられた。瞑想修行中に麻原の妻である松本知子から「眠っている」としつこく注意されたが、「私は起きている」と反論すると、麻原から「どこまで歪んだ根性をしてやがるんだ。このバカたれが!」と言われカーボン製の竹刀で50回ほど打擲され、2週間ほど記憶が無くなった。 21歳のとき(1991年)には「お前が救済の邪魔なんだ。お前は単なる駒なんだ。何で言われた通りのことができないんだ、バカ者めが。もう一度言う、邪魔なんだ。お前は駒通りやればいいんだ」と言われたという。 地下鉄サリン事件の際にも、サリン到着が遅かったため東京から上九一色村に独断で移動し、麻原に叱責されている。 うまかろう安かろう亭にあったカラオケで麻原が飯田エリ子やダーキニー達に囲まれてキャッキャしながらカラオケをしているのを見て、「VXをかけてやりたかった」と述べている。さらに麻原は井上にも「何か歌え」と要求してきたので尾崎豊や浜田省吾を歌おうかと思ったが、何を言われるかわからないのでやめたという。 この他、麻原から「お前はどうしようもない奴だ。もう一度しっかり瞑想して死ね」「LSDをたくさん飲んだら死ぬぞ。お前にもっと飲ませるしかないか」「抜け駆け(下向)はポアだ。家に戻れば家族を皆殺しにする。警察署に逃げても爆破する。性欲の破戒をした者もポアだ。井上も例外ではない」などと言われたという。
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