鳩ヶ湯温泉とは? わかりやすく解説

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鳩ヶ湯温泉

(鳩ヶ湯 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/28 13:05 UTC 版)

鳩ヶ湯温泉
現在の本館部。2017年
温泉情報
所在地

福井県大野市上打波6-2

鳩ヶ湯
福井県地図
座標 北緯36度1分56秒 東経136度40分50.9秒 / 北緯36.03222度 東経136.680806度 / 36.03222; 136.680806座標: 北緯36度1分56秒 東経136度40分50.9秒 / 北緯36.03222度 東経136.680806度 / 36.03222; 136.680806
交通 車:中部縦貫自動車道勝原ICから国道158号福井県道173号上小池勝原線経由で25分
泉質 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
泉温(摂氏 14.2℃(分析表より)
湧出量 4L(毎分)
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 1
外部リンク 鳩ヶ湯温泉
特記事項 2015年9月 営業再開
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鳩ヶ湯温泉(はとがゆおんせん)は、福井県大野市上打波(旧国越前国)にある冷鉱泉[注釈 1]。ここでは周辺の観光地についても述べる。

泉質

  • ナトリウム炭酸塩 - 炭酸水素塩泉
  • 給湯口源泉・浴槽循環濾過、加温有

立地

宿泊・温泉利用

九頭龍渓谷の打波川の山道の終点付近に、日本秘湯を守る会にも属する1軒宿「鳩ヶ湯」が存在する。日帰り入浴も可能である。例年4月下旬から11月下旬までの営業で、冬季は休業する。

観光

白山国立公園の中に位置する。 北側に両白山地別山三ノ峰を望むことができ、赤兎山登山口がある。刈込池、赤兎山、荒島岳などへのハイキングコースとしてのベースとなっている。また、イワナアマゴなどの渓流釣りの基地でもある。

白山神社のカツラ

鳩ヶ湯温泉へ至る福井県道173号線の途中、大野市下打波にある白山神社に福井県の全樹種最大(幹回り13.9m[1])のカツラの木がある。福井県の天然記念物に指定[2]されており、環境省生物多様性センターの巨木リスト[1]では日本の巨木中第33位、カツラでは第3位である。

歴史

積雪による倒壊前の本館部(2002年

山鳩が傷をいやすため、水浴にやってきた所からその名があるといわれる[3]嘉永年間(1853年頃)に開湯し、温泉宿としては1903明治36)年以来長らく地元の一家によって経営されてきたが、主人の事故死をきっかけに2013年平成25年)5月をもって廃業した[4]

その後2014年(平成26年)7月に岐阜県の機械部品加工会社により建物と土地が買い取られ、2015年(平成27年)9月20日から日帰り入浴の営業を再開[5][注釈 2]2016年(平成28年)9月より宿泊も再開した[3]

アクセス

両白山地三ノ峰から望む打波川の右岸にある鳩ヶ湯温泉、福井県道173号上小池勝原線の沿線
公共交通

脚注

  1. ^ a b 第4回基礎調査巨樹・巨木林(全国版)”. 環境省生物多様性センター (1990年). 2015年10月12日閲覧。
  2. ^ 白山神社のカツラ(天然記念物)”. 福井県. 2015年10月12日閲覧。
  3. ^ a b 秘湯鳩ヶ湯物語”. 鳩ヶ湯温泉. 2025年8月9日閲覧。
  4. ^ 鳩ヶ湯”. anon.lolipop.jp. 2025年8月9日閲覧。
  5. ^ 「鳩ケ湯」20日に再開 大野の温泉旅館”. 中日新聞 2015年9月18日. 2015年9月20日閲覧。

注釈

  1. ^ 源泉名は「鳩ヶ湯温泉」
  2. ^ 2015年5月を目途に営業を再開する予定であったが、2015年2月16日に木造3階建部分が雪の重みで倒壊していることが確認されたため工事が遅れた。

参考文献

外部リンク




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