鳩ヶ湯温泉
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現在の本館部。2017年
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温泉情報 | |
所在地 |
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座標 | 北緯36度1分56秒 東経136度40分50.9秒 / 北緯36.03222度 東経136.680806度座標: 北緯36度1分56秒 東経136度40分50.9秒 / 北緯36.03222度 東経136.680806度 |
交通 | 車:中部縦貫自動車道勝原ICから国道158号・福井県道173号上小池勝原線経由で25分 |
泉質 | ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 |
泉温(摂氏) | 14.2℃(分析表より) |
湧出量 | 4L(毎分) |
液性の分類 | 中性 |
浸透圧の分類 | 低張性 |
宿泊施設数 | 1 |
外部リンク | 鳩ヶ湯温泉 |
特記事項 | 2015年9月 営業再開 |
鳩ヶ湯温泉(はとがゆおんせん)は、福井県大野市上打波(旧国越前国)にある冷鉱泉[注釈 1]。ここでは周辺の観光地についても述べる。
泉質
- ナトリウム炭酸塩 - 炭酸水素塩泉
- 給湯口源泉・浴槽循環濾過、加温有
立地
宿泊・温泉利用
九頭龍渓谷の打波川の山道の終点付近に、日本秘湯を守る会にも属する1軒宿「鳩ヶ湯」が存在する。日帰り入浴も可能である。例年4月下旬から11月下旬までの営業で、冬季は休業する。
観光
白山国立公園の中に位置する。 北側に両白山地の別山と三ノ峰を望むことができ、赤兎山の登山口がある。刈込池、赤兎山、荒島岳などへのハイキングコースとしてのベースとなっている。また、イワナ、アマゴなどの渓流釣りの基地でもある。
白山神社のカツラ
鳩ヶ湯温泉へ至る福井県道173号線の途中、大野市下打波にある白山神社に福井県の全樹種最大(幹回り13.9m[1])のカツラの木がある。福井県の天然記念物に指定[2]されており、環境省生物多様性センターの巨木リスト[1]では日本の巨木中第33位、カツラでは第3位である。
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白山神社のカツラ
歴史

山鳩が傷をいやすため、水浴にやってきた所からその名があるといわれる[3]。嘉永年間(1853年頃)に開湯し、温泉宿としては1903(明治36)年以来長らく地元の一家によって経営されてきたが、主人の事故死をきっかけに2013年(平成25年)5月をもって廃業した[4]。
その後2014年(平成26年)7月に岐阜県の機械部品加工会社により建物と土地が買い取られ、2015年(平成27年)9月20日から日帰り入浴の営業を再開[5][注釈 2]、2016年(平成28年)9月より宿泊も再開した[3]。
アクセス

- 車
- 公共交通
- 最寄駅は13.4km離れたJR西日本越美北線(九頭竜線)勝原駅。タクシーで17分。
- 大野市中心部からの路線バスは令和5年度の運行分をもって廃止された(路線バスについては大野市営バス#概要および#道の駅線参照)。
脚注
- ^ a b “第4回基礎調査巨樹・巨木林(全国版)”. 環境省生物多様性センター (1990年). 2015年10月12日閲覧。
- ^ “白山神社のカツラ(天然記念物)”. 福井県. 2015年10月12日閲覧。
- ^ a b “秘湯鳩ヶ湯物語”. 鳩ヶ湯温泉. 2025年8月9日閲覧。
- ^ “鳩ヶ湯”. anon.lolipop.jp. 2025年8月9日閲覧。
- ^ “「鳩ケ湯」20日に再開 大野の温泉旅館”. 中日新聞 2015年9月18日. 2015年9月20日閲覧。
注釈
参考文献
- 『ヤマケイアルペンガイド21白山と北陸の山』山と溪谷社、ISBN 4-635-01321-9、p173
外部リンク
- 鳩ヶ湯温泉のページへのリンク