食わず女房
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/10 06:39 UTC 版)
食わず女房(くわずにょうぼう)は、日本に伝わる人を食う怪物を退治することを主題にした逃走譚の昔話[1]。「食事をしない」と主張する女が嫁入りしてきたが、実は嫁の正体が髪の中に大きな口を持つ大食らいの化け物で、夫の留守中に食事をしていたことがわかるという物語[2][3]。
- ^ a b c d 第2版, 日本大百科全書(ニッポニカ),デジタル版 日本人名大辞典+Plus,世界大百科事典. “食わず女房とは”. コトバンク. 2022年2月10日閲覧。
- ^ a b c d 那谷光代 著「食わず女房」、稲田浩二他編 編『日本昔話事典』弘文堂、1977年、704-706頁頁。ISBN 978-4-335-95002-5。
- ^ “食わず女房(にょうぼう)- 群馬県の昔話 - 民話の部屋 | フジパン”. フジパン株式会社. 2022年2月10日閲覧。
- ^ a b c d e 柳田國男『柳田國男全集』5(『日本昔話集』) 1998年 筑摩書房 ISBN 4-480-75065-7、41-42頁
- ^ a b c 武田正 編『雪女房《米沢の民話》』 1981年 遠藤書店 67-69頁
- ^ 昔話研究者・関敬吾による昔話のモチーフ分類(『日本昔話大成』)では「食わず女房」という名で分類されており、その分類・配列に基づいた昔話集では「食わず女房」で統一されている
- ^ a b 上野勇 『利根昔話集』 岩崎美術社 1975年 107-110頁
- ^ a b c 花部英雄 著「食わず女房」、乾克己他編 編『日本伝奇伝説大事典』角川書店、1986年、338頁頁。ISBN 978-4-04-031300-9。
- ^ 関敬吾『日本昔話大成』第2巻 角川書店 1978年 14-45頁
- ^ 関敬吾『日本昔話大成』第11巻 角川書店 1980年 54頁
- ^ 柳田國男『昔話と文学』(「蛤女房・魚女房」)角川書店<角川文庫> 1956年 159-161頁
- ^ 島岡由美子 『アフリカの民話 ~ティンガティンガ・アートの故郷、タンザニアを中心に~』 バラカ 2012年 68-73,176-177頁
- ^ 『新編 柳田國男集 第七巻』 筑摩書房 1978年 145頁
- 1 食わず女房とは
- 2 食わず女房の概要
- 3 備考
食わず女房と同じ種類の言葉
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