飛行8日目(宇宙遊泳5)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/06 04:47 UTC 版)
「STS-61」の記事における「飛行8日目(宇宙遊泳5)」の解説
5度目の宇宙遊泳は、エンデバーがインド洋上空にある1993年12月8日22:14(EST)に開始された。マスグレイブの宇宙服は漏洩検査を通過せず、34 kPaの緊急時チェックリストの手順が実行された。彼は宇宙服の下腕の関節を回転させ、連続2回の漏洩検査に合格した。宇宙遊泳は22:30(EST)に始まり、7時間21分続いた。 マスグレイブとホフマンの最初の仕事は、太陽電池アレイの運行用エレクトロニクスの交換であった。彼らはSADEオペレ―ションを開始し、地上管制員はPrimary Drive Mechanism (PDM)コマンドを送ることで、太陽電池アレイ展開の第1段階を開始した。太陽電池アレイを妨害する可能性のある姿勢制御装置の点火は行われず、エンデバーは自由漂流となった。PDMモーターは、22:48に起動した。ラッチは開けられたが、アレイは展開位置まで回転しなかった。動きは検出されず、宇宙望遠鏡運用コントロールセンターからコマンドを送っても成功しなかった。最終的に、宇宙飛行士が手動で展開した。SADEが置き換えられた後、3:30(EST)にゴダード高解像度分光器に電子コネクタが繋げられ、機能試験にも成功した。その後、ニコリエとバウアーソックスにより、機体上で組み上げられた磁気センサにカバーが欠けられた。これらのカバーは、紫外線崩壊の兆候を見せている古い磁気センサの塵が含まれていた。宇宙遊泳は5:51(EST)に終わり、このミッションでの合計の宇宙遊泳時間は35時間28分になった。この日の間に、ホフマンは衛星中継の視聴者に向け、ハヌカーの祭日のドレイドルを回して見せ、また旅行用のハヌッキーヤーを持ち込んだ。望遠鏡の高利得アンテナは6:49(EST)に展開され、6:56(EST)に完了した。放出時間は、2:08(EST)に設定された。
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