【姿勢制御装置】(しせいせいぎょそうち)
Reaction Control System.(RCS)
気体を噴射し、その反作用で機体の姿勢を制御する装置。
宇宙船や人工衛星では点火機構の不要なヒドラジン系液体燃料ロケットが多く見られたが、近年では比推力に優れるイオンロケットが使われることも増えつつある。
ハリアーなどのVTOL機では、圧搾空気を翼端などから噴射することによって実現する。
姿勢制御装置
姿勢変化を、動力をもって積極的に制御する装置。制御の対象は車高、ピッチ角、ロール角が主になる。車高調整装置は、動力源をダンパー自身の往復動、外部の油圧や空気圧から得、車高を検知して自動的に調整する。サスペンションのバンプストロークが確保され、積載時の乗り心地、操縦安定性、見栄え、へッドランプの照射方向などが改善される。ローリングやピッチングに対しては、加速、制動や旋回状態、路面状態を検知して、ダンパー減衰力を変化させる可変ダンパーや、ばね定数を上げる電子制御式エアサスペンションなどがある。さらに、アクティブサスペンションは、サスペンションのストロークを状況に応じて適切になるように制御でき、究極の姿勢制御といえる。
参照 アクティブサスペンション姿勢制御装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 05:56 UTC 版)
司令船には推力414Nの姿勢制御用小型ロケットが12基搭載されている。燃料モノメチルヒドラジン、酸化剤は四酸化二窒素で、燃料と酸化剤の総重量は122kgである。 制御に使われたコンピュータについてはアポロ誘導コンピュータを参照。コンピュータは指令船と月着陸船に1台ずつ搭載された。
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