姿勢制御装置とは? わかりやすく解説

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【姿勢制御装置】(しせいせいぎょそうち)

Reaction Control System.(RCS)

気体噴射し、その反作用機体姿勢制御する装置
宇宙船人工衛星では点火機構不要なヒドラジン系液体燃料ロケット多く見られたが、近年では比推力優れイオンロケット使われることも増えつつある。
ハリアーなどのVTOL機では、圧搾空気翼端などから噴射することによって実現する


姿勢制御

(姿勢制御装置 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/12 04:49 UTC 版)

姿勢制御(しせいせいぎょ、英語: Attitude control)とは姿勢を制御すること。姿勢とはなんらかの物体がいかなる方向を向いているか、ということであり、一般にベクトルの組[1]などで表される。ロボットなどでも多用される語だが、以下ではもっぱら宇宙機のそれについて説明する。


  1. ^ 1本の矢印だけではその軸回りの任意の回転が表現できない。
  2. ^ a b 川口淳一郎著、『「はやぶさ」の超技術』、講談社、2011年3月20日第1刷発行、ISBN 9784062577229
  3. ^ 1軸方向をモーメンタム・ホイールで安定させる機体では、アンローディング用も含めた3軸を備えるものと、2軸だけを備えるものがある。
  4. ^ 燃料タンクだけの一液式では、タンク内部にゴム風船状の加圧バッグを収納しておくことで無重力空間でもタンクから配管へ燃料を押し出すことができるが、酸化剤タンクでは酸化剤が腐食性であるため容易ではない。多くのニ液式ロケットでは、燃料だけ先にノズルから噴射して軽い加速を得てから、酸化剤タンク内の酸化剤を配管側に寄せ、それから本格的な2液混合による噴射を行うという工夫をしている。日本の「はやぶさ」では、耐腐食性の金属ダイヤフラムを酸化剤タンクに内蔵した。
  5. ^ 多くの人工衛星では、主に軌道制御用に消費される推進剤の搭載残量が寿命を決定する。
  6. ^ “「ようこう」の成果について(補足資料)”. ISAS. http://www.isas.ac.jp/j/enterp/missions/yohkoh/result_data.shtml#result_data_17 2012年2月27日閲覧。 


「姿勢制御」の続きの解説一覧

姿勢制御装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 05:56 UTC 版)

アポロ司令・機械船」の記事における「姿勢制御装置」の解説

司令船には推力414Nの姿勢制御小型ロケット12搭載されている。燃料モノメチルヒドラジン酸化剤四酸化二窒素で、燃料酸化剤総重量は122kgである。 制御使われコンピュータについてアポロ誘導コンピュータ参照コンピュータ指令船と月着陸船に1台ずつ搭載された。

※この「姿勢制御装置」の解説は、「アポロ司令・機械船」の解説の一部です。
「姿勢制御装置」を含む「アポロ司令・機械船」の記事については、「アポロ司令・機械船」の概要を参照ください。

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