顕著な普遍的価値とは? わかりやすく解説

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けんちょな‐ふへんてきかち【顕著な普遍的価値】

読み方:けんちょなふへんてきかち

オー‐ユー‐ブイOUV


顕著な普遍的価値

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 21:06 UTC 版)

富岡製糸場と絹産業遺産群」の記事における「顕著な普遍的価値」の解説

既存世界遺産にも、絹生産関わりのある物件存在する富岡製糸場とも結びつきの深い「リヨン歴史地区」(フランスの世界遺産1998年登録)のほか、「カゼルタ18世紀王宮公園ヴァンヴィテッリの水道橋サン・レウチョの邸宅群」(イタリアの世界遺産1997年登録)や「ダーウェント峡谷の工場群」(イギリスの世界遺産2001年登録)にも絹関連工場含まれるし、「白川郷・五箇山の合掌造り集落」(日本の世界遺産1995年)や「コースとセヴェンヌの地中海農牧業の文化的景観」(フランスの世界遺産2011年登録)には養蚕農家含まれる。しかし、それらは世界遺産としての顕著な普遍的価値の一部に絹生産が関わっているものにとどまることから、文化審議会世界文化遺産無形文化遺産部会世界文化遺産特別委員会では、絹生産そのもの主題とする本物件の独自性主張できる判断された。また、会議各種調査結果踏まえ世界遺産以外でも富岡製糸場匹敵する近代的な製糸工場見当たらないとした。 日本国内では特に長野県養蚕関連良好な文化財残存しており、前出公募に際しても、2007年に「日本製糸業近代化遺産~日本近代化リードし世界に羽ばたいた糸都岡谷製糸遺産」が提案されていた。また、荒船風穴栃窪風穴推薦にしても専門家中には原点となった長野風穴にまで拡大すべきだという見解示していた者もいる。しかし、関係当局様々な観点からの検討結果長野県を含む他県文化財には、この主題匹敵するものがないという結論達した日本政府提示した比較研究は、ICOMOSからも妥当なものとして評価された。

※この「顕著な普遍的価値」の解説は、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の解説の一部です。
「顕著な普遍的価値」を含む「富岡製糸場と絹産業遺産群」の記事については、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の概要を参照ください。

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