額田郡一揆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/27 04:25 UTC 版)
額田郡一揆(ぬかだごおりいっき)は、室町時代の寛正6年(1465年)に三河国額田郡(愛知県岡崎市)で、元室町幕府奉公衆・元足利将軍家被官衆とされる武士の一団が幕府に対して起こした反乱。『今川記』ではこの一揆を起こした武士達は吉良氏の元被官であったとする。幕府の命を受けた松平氏・戸田氏および今川氏によって鎮圧され、この恩賞により松平氏は西三河において、戸田氏は東三河において新たな所領を得て、その後の発展の契機になった。
- ^ 『今川記』に言う松平和泉入道は『新編岡崎市史 2 中世』p.376によると松平信光、戸田弾正は『豊橋市史 第1巻 - 原始・古代・中世編』p.357によると戸田宗光と比定されている。
- ^ また、室町時代には前期東条吉良氏の末裔・世田谷吉良氏の重臣にも大場氏があったことが知られ、この大場氏は鎌倉幕府御家人・平姓大庭景親の子孫という伝承がある(ざ・ちゅうおうぷれす 71号、2011年7月号、世田谷区立中央図書館、2-3頁。)。
- ^ 『新編岡崎市史 2 中世』pp.376-380。
- ^ 『三河松平一族』pp.78-80。
- ^ 『額田郡一揆蜂起』。
- ^ 『三河松平一族』pp.84-85「一揆討伐軍」。
- ^ 『新編岡崎市史 2 中世』pp.344-345「東条吉良氏と吉良荘」。
- ^ 『三河松平一族』pp.80-81。
- ^ 『室町幕府将軍権力の研究』
- ^ 『三河松平一族』pp.82-83。
- ^ 『三河松平一族』pp.117-122「信光期の松平氏」。
- ^ 『豊橋市史 第1巻 - 原始・古代・中世編』pp.357-358
- ^ 『三河松平一族』p.100。
- ^ 『新編岡崎市史 2 中世』p.384。
- ^ 『新編岡崎市史 2 中世』p.389。
- ^ 『三河松平一族』p.122。
- 1 額田郡一揆とは
- 2 額田郡一揆の概要
- 3 一揆鎮圧後の影響
- 4 参考文献
- 額田郡一揆のページへのリンク